
2024年10月17日〜2024年10月19日
日程
このページでは、私の初めての黒部立山アルペンルート&氷見への旅行の日程を紹介します。
今回の旅行は直前まで行く場所が決まらず、偶然登山系Youtuberの動画を見ていて、調べてみたら宿が取れそうなので急遽行くことにしました。
早朝の新幹線で長野駅に行き、バスでアルペンルートの扇沢に行ってみて初めて宿が取れた理由が分かってちょっと残念・・・
黒部ダムの観光放水が数日前に終了していたのです。
ところが実際に行ってみると、水量が多いためかもの凄い放水が行われていてびっくり!
雷鳥さんには出会えなかったけど、景色に食に最高の旅行になりました!
10月17日(木) 早朝の新幹線に乗って、いざ長野へ! 
東京発 6:16の新幹線かがやき501号に乗るべく、始発電車に乗って出発。
事前に調べて置いた情報によると東京駅の中に1か所だけ早朝からやっているお弁当屋さんがあるようなので、せっかくの新幹線だしお弁当を買うことに。
それにしても、6:16東京発で長野に7:36着ということは、1時間半で着いてしまう。長野って近いんだな。
新幹線”かがやき”は、”のぞみ”と同じ最上位ランクで、全席指定らしい。
この始発電車が凄まじいのは、東京→上野→大宮→長野という、なんと分岐駅のはずの高崎にすら止まらないかっ飛び具合。
優雅にお弁当食べて、ちょっとのんびりしているともう着いちゃう。
扇沢行きのバスは予約制ではないようなので、長野駅に付いたらちょっと急いでバス停へ。一番乗りできました!
バス停には案内の人が居て、乗車券を販売していました。
少し待って、8:15発のバスが来ると既に人が乗っている。どうやら長野駅が始発というわけではないらしい。
それでも、特に問題なく乗車。
10月17日(木) アルペンルート!まずはトロリーバス 
途中で、信濃大町駅と大町温泉郷などを経由して、10:00少し前に扇沢に到着。
ここからトロリーバスは定員があるのでチケット売り場の窓口へダッシュ。
この窓口の横の案内板に、「黒部ダムの観光放水」が×になっていた・・・
この時に初めて予約が取れた理由を理解してしまったのだが、もう来てしまった以上は仕方がない。今は前に進むのみ。
窓口で一番早いチケットを買おうとすると今すぐなら10:00のバスに間に合うといわれたので即買いして階段をダッシュ。
あまり写真を撮っている時間はなかったのが残念だが、次は30分後なので早めに乗れてラッキーだった。
バスは4台くらいが列をなして停車していて、上にはパンタグラフ。これで停車中に充電してる模様。
どのバスもほぼ満員で経っている人がかなり多い。最後の一人なので、乗ったらすぐに出発!
まずは電線の無い普通の山道を進んでゆくが、すぐにトンネルに入る。
トンネル内には電線が通っていて、再びパンタグラフから電気を受けて走行。
トンネルはすれ違いができない幅しかないのだが、中間に広くなっている所があってそこで反対の車列とのすれ違い。
これだから車列になって進んでいたんだと理解した。
10月17日(木) 黒部ダム&黒部湖

ほどなくしてトロリーバスの終点、黒部ダムに到着!
上に登る階段と横に出る出口があったが、まずは上に出ることに。階段は220段あるらしい。
途中で、トンネル工事最大の難関である破砕帯で湧き出ている水を汲める場所が。美味しいらしいのだが、空のペットボトル持ってくればよかった。
階段を上って外に出ると、黒部ダムを見下ろすかなり高い場所に出る。
ダムを見下ろすと、なんと大瀑布!観光放水ではなく普通に放水していてくれた!これはラッキーだ。
ダム湖の方を見るとかなり緑色の水。やっぱりせき止めてるから水は濁るんだなぁ・・・
階段を下りながら徐々にダムに近づくと、陽の光が射しこんでダム虹が出現!
下流の渓谷沿いや遠くの山々も青空の元とても美しい。
やっぱり思い切って来てみて良かった♪
ここで、さらに下に降りるかレストランやダムの堰の上の階層に来た。
11時前だが、人が多いのでお昼は混みそうだったので早めにランチをとることに。
レストランの前の堰の上にマスコットの「くろにょん」が居る!手を振ったり握手をしたり、まだまだ観光客が多いってことかな。
そして、レストランに行ってみる。
売りはダムを模したカレー。
黒部ダムカレーは湖水を真似てグリーンカレー。ちょっと辛そうで大汗書きそうな感じだったので、諦めて普通の色のアーチダムカレーを注文。
やっぱりダムのアーチ構造をご飯で形成した、ダムカレーだ。
食後はダムに最も近づけるレインボーテラスへ!
ちょうど日差しが真上に来る時間帯で、間近に見える大瀑布に光が注いで大きな虹が出現!
しかも、ダブルレインボー!!綺麗に逆順の色になっていて、自然ではなかなか見ることができないくらい副虹がくっきり!
素晴らしい!
それにしても、間近でみる放水は物凄い!圧巻だ。
来て本当に良かった。
再び席の上の階層に戻ってきて、色づいた木々や景色を眺める。
レインボーテラスの上あたりの広場に、新展望広場特設会場と銘打って黒部ダム建設の様子を、「黒部の物語 〜人・使命・情熱〜」と題した展示が行われていた。男たちの熱い想いと根性が伝わってくる。
再びレストラン入り口前に来ると、ソフトクリームを売っている。暑いし美味しそうだし、買って食べるがすぐに溶けだしてしまう。
慌てて食べる。おいちぃ♪
その後、は堰の上からダム湖の方へ。黒部ダムの名を刻んだ石碑の前に、標高1454mの文字が。けっこう高い所にいることが分かります。
堰の手前に展示されているものを見ながらしばし散策して、いよいよ堰の上から向こう側へ。
次の乗り物は向こう側にあるのです。
ところがダム湖の方を見ると、遊覧船っぽいものが留まっている。後で行ってみよ〜。
堰の上から見下ろす下流側は物凄い高さ。そして、大瀑布。
上から見ると虹が見えないけど、景色が変わって面白い。
堰の中間地点には看板が出ていて、ダムの高さ186m、ダムの長さ492m、標高1454mなんだそうな。
真上から大瀑布を見ると、横から見たのとは違って巻き上げられた水煙。
川沿いに雲ができてるみたいで面白い。
堰の上を歩いていると、さっきの遊覧船が出航してる!自分が乗るのにいいタイミングで出航してくれるかな?
対岸に近づい振り返ると、黒部ダムのトロリーバス乗り場の方はなんだか要塞みたい。
コンクリートの巨大構造物が圧巻だ。
一方、次の乗り物ケーブルカー乗り場のある黒部湖駅の方はトンネルになっている。
案内板には、黒部湖駅以外に、遊覧船乗り場と、”ろっじくろよん”って書いてある。泊まれるところもあるのかな?
トンネル入り口に時刻表や周辺地図など案内が沢山出てる。
ダム周辺の散策プランが4つ書いてあって、90/110/150/180分と、黒部ダムだけでも十分に観光になる感じだ。
きっと室堂から黒部ダムにだけ来る人とかもいそうな感じ。
トンネルは途中で二股に分かれていて、ケーブルカーの駅の方へ。もう一方は、発電やダムの維持管理用かな?
黒部湖駅はトンネルの中にあって、その手前に左に湖畔に出る道が。遊覧船の方に出るらしいので、まずは行ってみる。
湖畔沿いに出て少し歩くと、”カルベのりば”の看板が。遊覧船はカルベって言うらしい。
看板の先には売店&遊覧船のチケット売り場。
売店の前には、黒部峡谷宇奈月麦酒の旗が。黒部ダムではないけど、宇奈月温泉の辺りに地ビールがあるらしい。
売店の前に降りるところがありそこが船着き場。
売店の先には橋が架かっていて、湖畔沿いの遊歩道に繋がっているようだ。その先に、ろっじくろよんがあるらしい。
次の遊覧船までは少しだけ時間があるが、自分も時間があるので乗ることに。
荷物は売店に有料で預けられるので預けて、もう一種類売っていた?ビール「黒部の月」を飲んでみる。
天気のいい日に湖畔で飲むビールは最高だ!
何気なく売店の扉を見ると、「さよならカルベ55年間ありがとう」のポスターが。
どうやら、引退目前だったようだ。乗れてラッキーだ。
船は黒部ダムから上流に向けて少しの間進んでゆく。黒部湖自体は富山県だが、左側の山の峰は県境で長野になるらしい。
時期的には紅葉まっさかりではあるが、針葉樹が多いのか全体が染まっているという感じではない。
部分的に木の種類が違っているらしく、染まっている所と緑のところが分かれている感じ。
紅葉はほとんどが黄色で、ぽつりぽつりと赤が混じっている感じ。快晴の空の下、3色がまだらに入り乱れた山肌がとてもきれいだ。
遊覧船の後でまだ時間がありそうだったので、かんぱ谷橋を渡って遊歩道を少し歩いてみることに。
遊覧船から見えた岬っぽい辺りまで行けそうな感じなので行ってみる。
途中で割りと鬱蒼とした森になってしまい、湖畔って言う感じではない。岬っぽい所には人がいてギター弾いてた。楽しそう。
お邪魔しないようにそっと立ち去ることにした。
途中で綺麗なコケが生えている場所があって、思わず写真三昧。結構時間をとってしまった。

10月17日(木) 絶景のアルペンルート 

ケーブルカー乗り場の黒部湖駅に戻ってくると、それほど待たずにいいタイミングで発車時間。
ケーブルカーは全てトンネルの中だけを進むため外の景色は見えない。最大斜度31度の急こう配を標高差400m登ってゆく。
真ん中で線路が二手に割れて、対向車とすれ違うのはケーブルカーあるある。
そして黒部平駅へ。黒部平はロープウェイとの乗換駅だけでなくお土産やレストラン、そして外に出ると景色も堪能できる。
外の展望エリアには、国指定 特別名勝 特別天然記念物 黒部峡谷 と書かれている黒い石碑がどどーんと鎮座してる。
この場所自体が天然記念物なんだそうな。
黒部平からの景色はこれまた抜群で、この付近は赤い紅葉が多い感じ。遊覧船からは黄色が多い感じだったのだが場所によって随分違うらしい。
建物の中のディスプレイに表示されている現在の黒部平は、標高1,828mで気温が14.6℃。だいぶ涼しい。
ひとしきり景色を見たら、次はロープウェイ。黒部平(1,828m)から大観峰(2,316m)まで一気に500m登ってゆく。
ロープウェイは81人乗りだそうでかなり巨大なものらしい。設備全体を案内するパネルまであり、色々特殊なものなのかな?
ロープウェイから見下ろす景色はまた格別で、黄色、オレンジ、赤の見事な紅葉を眼下に収めつつ進んでゆく。
途中ですれ違った下りのケーブルカーも人がぎっしり。黒部ダムもたくさん人が居たから、アルペンルート全体でも相当人がいるんだろう。
そして、大観峰へ到着。ここは名前の通り眼下に黒部ダムや黒部湖を一望できる絶景スポット。
外に出ると大観峰雲上テラスというのがあって、そこから絶景を見下ろせる。
だいぶ標高が高くなってきたせいか、同じ高さの木々は背が低いものを多くなってきていて、2,000m超えを実感する。
大観峰(2,316m)から室堂(2,450m)までは再びのトロリーバス。この区間は立山最高峰雄山の直下を貫通しているトンネルを抜けて山の向こう側へ。
10月17日(木)、18日(金) 室堂&雷鳥荘 

そして、いよいよ本日の宿がある室堂に到着。
室堂のバス乗り場はホテルの地下になっているようで、お土産屋などがある階を抜けて外へでる。
外へ出ると大観峰とは景色が一変していて、背の高い木は全くなく、ハイマツのような背の低い木と地面を覆いつくす草の紅葉。
岩山の白と緑と茶色のまさに高山エリアだ。
大きな岩がゴロゴロしている場所は石が並べられた道が整備されていて、登山靴は無くても問題ない。道以外の場所は高山植物を保護するために立ち入り禁止になっていた。途中で高山植物を紹介するパネルが設置されていたり、相当整備されている感じがする。
あちこちに水たまり?池?ができているが湿地っぽい感じの場所があるのかな?
とりあえず宿泊予定の雷鳥荘に向けて歩き出す。ちっちゃな看板が出ていてアップダウンのある道を延々進んでゆくがなかなか宿が見えてこない。
少し歩いてゆくと前方の遠くの方に雲海ができているのを発見!なんてラッキーなんだ!
そして、看板を頼りにさらに進んでゆくが、以外にアップダウンが多くて大変。
途中にミクリガ池という大きな池があって、ちょっと休憩。
周辺にはところどころハイマツが群生している所があるがこういう中に雷鳥が住んでいるらしい。
高い山の方を見ると何やら建物があるっぽい。望遠レンズで撮ってみると確かに山小屋がある。
本気で登ろうと思うとあそこまで行くんだろうな。
少し休憩していたら風が弱くなってミクリガ池が少し水鏡状態に。雄山がぼんやりと映っている。
ミクリガ池のほとりで小さな花を発見。ハイマツではない別の木があって小さくて白いまんまるの花をつけていた。
いかにも高山植物って感じが良いな。
他にも茶色い地面かと思っていたら、赤い草の紅葉があちらこちらに。木々の紅葉とはまた違う高山ならではの綺麗な景色だ。
ミクリガ池から進むと、今度はかなり下の方に火山性のガスが噴き出す一帯が見える。
後で調べたら以前は地獄谷の方まで歩けたらしいのだが、火山ガスの濃度が高くなったため今は進入禁止になっているらしい。
たしかに地獄を巡る遊歩道が見える。
さらに進むとミクリガ池温泉が。ここは日本一高い場所にある日帰り温泉なんだそうな。入浴料1000円なので帰りに入ろうかな?
火山ガス情報ステーションという監視小屋とともに、エンマ台という見晴らしスポットが
監視小屋にはタオルを水でぬらして口を覆えるように水場まである。というか、ちょっと怖い。
エンマ台からは、先ほどから見えていた雲海と地獄谷がよく見渡せる。
雲海は少し遠いので、カメラで望遠にして狙うのが一番きれいに見えるけど、じかに見ても素晴らしい。
少し進むと、「国指定天然記念物 立山の山崎圏谷(たてやまのやまさきけんこく)」と書いてある。
その横に案内板で「山崎カール」と書いてあり、カールの説明が書かれていた。
昔氷河が山を削ったのだそうで立山にはほかにもたくさんあると書かれていた。
更に両脇の草花を見ながらアップダウン、くねくねの遊歩道を再び歩いてゆく。
左側にかなり大きな建物が見える。たぶん、それが本日のお宿の雷鳥荘っぽい。
雷鳥荘は地獄谷の方からもろに煙を浴びているように見えるんだけど、大丈夫なんだろうか?
でも、道は雷鳥荘の方に直接は向かってなくて、かなり大回りするらしい。
さらに進むと右側に湿地?池?が。看板が出ていて、血の池だって・・・
ミクリガ池よりかなり小さく湿地みたいな感じ。火口跡が池になったために鉄分が多くて赤茶けているらしい。
枯草?紅葉?している背の低い草で一面の茶色の池の周囲に赤や緑が混じって地面が紅葉していてとても綺麗。
最後のUターンポイントの向こうに小さな川が見える。後で調べたら称名川というらしい。
ようやく正面に宿を捉えた頃にはもう夕方になり始めている。
日が傾いていて斜面は影のエリアが増えてきた。
道中にもう一カ所火山ガスの検知器があって、その先が雷鳥荘だ。
やっぱりけっこうガスをかぶっているように見えるけど・・・
まずは宿にチェックインして荷物を置きに。
雷鳥荘は個室と相部屋があって、独り者の私は相部屋に。
布団もちゃんと用意されていて、山小屋というよ普通のりドミトリーだ。
夕暮れの景色を見たいので、荷物だけおいてカメラを持って外に出てみる。
雷鳥荘は少し高い場所に建っていて、右の方に降りてゆくと広場のようになった場所にテント場が。
周囲の景色も良く、雄山をはじめとした山々や、雲海、地獄とまさに絶景だ。
夕焼けに染まる山並み、空、そして雲海。素晴らしい絶景だ。
少しだけ雲もあって、焼けた空がとてもきれいだ。
夕日の方向に雲があって薄雲が織りなす模様がオレンジに染まってとても美しい。
でも、標高が高いのでだいぶ寒くなってきた。夜は冷えそうだ。
来る途中にミクリガ池で追い越した杖を突いていたおじいちゃん一行が頑張ってやってきた。
真っ暗になる前で良かったねぇ。
夜は満天の星空を!と思ったらなんと満月・・・
しかも予報では雲も多く、満天の星空や天の川はお預け。
せっかく重い三脚持ってきたのにぃ。悔しいので、せめて満月の写真だけでもとって三脚が無駄にならなかったという言い訳を。
その後は寒いので温泉に入る。地獄がすぐ横にあるだけあって、もちろん天然温泉。きもちいい。
これなら途中にあった温泉に入る必要はないな。
そして夕食の時間になったので食堂へ。
建物が大きいだけあって泊まれる人数が多いから、食堂が広い。
そして、山の上とは思えない豪華な食事。
お刺身に、とんかつに、紙で出来た鍋まででてくる!
当然、まずはビールで乾杯。大満足!
翌朝暗いうちに外に出てみたが、一面の雲。満月すら見えないので、今回は星空は断念。もう一度寝る。
朝日の出前に雷鳥を探そうと思ったが、寝過ごしてしまった。
さすがに陽が登ってからでは遅いのか、雷鳥ポイントに行ってみる物の姿は見当たらず。
もう一度朝風呂に入ってから朝食。
10月18日(金) 立山へ
朝食後は7:30頃に宿を出る。昨日は宿周辺では陽が影ってきてしまったので、のんびりと室堂の朝の景色を堪能しながら駅へ向かう。
といっても、アップダウンが多く距離もそこそこあるのできっちりハイキングくらいには歩く。
道中写真を撮りながら進むが、昨日の雲海が出ていた辺りには下界が広がっていた。やはり昨日の雲海はラッキーだったようだ。
途中に温泉があるが、宿で入ってきたからもういいや。スルーすることに。
ミクリガ池までくると、昨日よりさらに無風で水面が水鏡。
雄山をはじめとする山々が綺麗に映っている。
池の周囲には赤く紅葉した草木が生えているが、地面の赤や緑、青空や白い雲も水鏡にきれいに映って素晴らしい。
今回の室堂で唯一惜しかったのは雷鳥さんに出会えなかったことかな。もう少し早起きしていたら出てきていたのだろうか?
まあ、それはまた今度ってことかな。
そうこうしているうちに室堂駅に到着。
今度はトロリーバスではなく普通の観光バス。8:40発で室堂とお別れで、美女平までは50分との案内がバスの中のディスプレイに表示されていた。
まずは美女平まで一般車両通行止めのルートをひたすら降りてゆく。
途中で紅葉が綺麗な場所があるが、窓ガラスが邪魔で上手く写真が撮れない。
途中に何カ所かホテルがあって、その前は停留所になっているようで数人が載ってくる。
とちゅうで、お役目を終えて休んでいる除雪車を発見。でっかいタイヤにチェーンが巻かれていて、除雪器具も見たことのない特殊仕様。
運転手さんが何カ所か案内してくれたり、バスの中のディスプレイ表示と音声で見どころの案内があり、遠くに見える称名滝や有名な木などを見ながら進んでゆく。
美女平に着くとお出迎えの看板には、977mとある。室堂が2450mだから一気に1500mくらい下ってきた感じになる。
そして今度はケーブルカーで立山駅へ。これが最後のアルペンルートだ。
バスもケーブルカーもそこそこ便はあって1時間に3本くらいはあるらしい。9:30くらいに美女平に着いて9:40発に乗る。ちょうどいい乗り継ぎだ。
ケーブルカー乗り場の改札のお姉さんが手に持っていたバーコードリーダーの先端には雷鳥さんのぬいぐるみが。
「ぴっぴ」って名前まであるらしい。お茶目でいい感じだ。
ここのケーブルカーは面白くて、2両編成?っぽい感じ。
普通のケーブルカーの下界側に荷物用の貨車スペースがあって、その先に運転主席がある始めてみる感じだ。
恐らくかなりの荷物をここから室堂のホテルに上げているのだろう。
途中アナウンスで材木石と呼ばれる火山の溶岩が柱状に固まった石が沢山みられるスポットを横目にどんどん下りてゆく。
ほどなくして立山駅が見えてくる。もの凄い大勢の人たちがホームで待っている。これからアルペンルートに向かう人たちは沢山いてまだまだ人気の観光シーズンだ。
立山駅は標高475mらしいので、500mほど一気に下ってきた感じ。
これでアルペンルートは制覇だ!
10月18日(金) 立山から富山へ
この先は、ローカル線の富山地方鉄道立山線でJR富山駅の横にある電鉄富山駅に向かう。
富山地方鉄道は立山線以外にも路線があるらしく、不二越・上滝線でも別ルートで電鉄富山駅に行けるらしい。
また、寺田駅で分かれるのが本線らしく、宇奈月温泉まで行くと書いてあるが立山を反対側からぐるっと回った先なのでかなり遠い。
そういえば、黒部湖の船着き場で宇奈月ビールっていう地ビールがあったなぁ。
ここから先は、ほとんどの駅が無人の路線をひたすら進む。駅は無人とはいえ、全般的に人家はあって秘境とかいうわけではないらしい。
電鉄富山駅に到着すると面白いホーム構造になっている。
到着したのは3番線だったが、その先にもう一両停まっていてそこが1番線。行先は本線の途中にある上市駅と書いてあった。
線路を挟んで反対側のホームに2番線の文字があったから、もしかしたらその奥が4番線なのかな?
駅を出るとJR富山駅の横の建物に出てきた。
富山駅は地方都市というにしてはかなり大きな駅で、周囲にも高いビルが沢山ある。
ただ、オフィスビルというよりも観光メインかな?商業施設やホテルが多いみたい。
とりあえず11時過ぎだったのだが、富山駅ビル内にある「きときと市場とやマルシェ」に向かう。
ここは飲食店とお土産屋が入っているが、平日でも結構人が多い。有名な白エビ亭がそれほど混んでいなかったので並んで天丼を食べる。
お寿司も気になるところだが、今夜は宿で海産物の贅沢三昧なのでお寿司はやめておく。
10月18日(金) 富山から氷見へ
富山駅は都会だが、今回は都会はどうでもいいので、急いで氷見へ向かうことに。
まずは富山郵便局に寄って、不要な山の荷物を段ボールに詰めて送る。これでかなり身軽になる。そして、いざ氷見へ。
氷見へはまずJRではなく、あいの風とやま鉄道に乗って高岡駅へ。そこからJR氷見線に乗り換えるという流れだ。
あいの風とやま鉄道はJRよりも綺麗な感じで都心の私鉄並みだ。利用客も多く、本数も多いので通勤路線なんだろうという感じがする。
金沢駅行きの電車に乗って高岡駅へ。
ところがJR氷見線がうって変わってローカル線で高岡駅で1時間以上の待ち・・・
調べてみると、高岡はドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏の生まれ故郷らしく、駅前にはドラえもんのキャラクターの銅像が。
更に隣駅の越中中川駅の近くに藤子・F・不二雄ミュージアムがあるらしい。
距離的にも歩いて30分くらいで着けそうなので歩いて行ってみることに。
ついてみてわかったのだが、ミュージアムといっても実は高岡市美術館の2階が藤子・F・不二雄ミュージアムになっていて、別運営らしい。
行ってみると絵コンテみたいなものなどが沢山展示されている。ただ、20分くらいで出ないといけないので足早にサーっと見て終了。
マニアにはたまらない感じかな?
その後急いで越中中川駅に向かう。美術館の隣に高校があるらしくちょうど帰宅時間に重なったようで、帰宅の高校生たちが次々にやってくる。
電車がきたが、昔懐かしい感じの国鉄車両で富山地方鉄道みたいな感じだ。2両編成だが当然ワンマンなので無人駅では降りるのは先頭だけ。
途中海岸沿いを走ったりして景色の良い車窓だ。
富山湾を眺めながら氷見へ向かう。
10月18日(金) 氷見&宿の豪華料理

氷見線はかなりのローカル線だが、起点の高岡駅と終点の観光地である氷見駅は有人駅。
氷見駅は平屋で高岡駅のような立派さはないが、瓦屋根で趣がある。
駅前はロータリーになっていて、バスやタクシー、宿の送迎の車などが留まれる十分な広さがある。
とりあえず予定では、道の駅氷見に併設されている番屋街という所に温泉がありそうなのでそこで時間をつぶそうかと思っていた。
観光案内を見て見ると、氷見は藤子不二雄A氏の出身地なんだそうで、メインストリートの商店街やまんがロードと呼ばれる駅周辺の道には、キャラクターの像があちこちに置かれている。
バスで番屋街に行こうと思っていたが、おもしろそうので歩いてゆくことに。
商店街の一角には藤子不二雄A氏のアートギャラリーもあった。ある交差点の一角が広場になっていてプロゴルファー猿がボールを打った先のグリーンが家の壁に書かれているようなかなり大がかりなものもある。そして、藤子不二雄A氏でも最も有名な忍者ハットリくんの大きな絵が氷見漁港入り口にでで〜んと書かれている。
ブリの絵よりも目立つところに書かれるとはさすがです。
漁港の辺りでキャラクターが置いてあるエリアは終わりなので、そこからは海沿いを歩くことに。
海沿いの公園を歩いてゆくと、所々大きなひび割れが。やはり能登震災の影響をかなり受けたのだろうと思われる。
番屋街についてみると、敷地内に無料の足湯があり、道を挟んだ向かいにスーパー銭湯があるようだ。
番屋街は飲食とお土産の観光地で平日なのにそこそこお客さんもいる。
ひとまずお土産を買い、足湯でのんびり時間をつぶす。
宿はここから更に30分くらい北に行った阿尾という地区にあるようなので、夕方になって来てから再び海沿いを散歩。
海沿いの公園が途切れるまで公園内をのんびり歩き、途切れたところから普通の道をのんびり歩く。
途中で海と遠くに見える立山連峰が良い感じだったので足を止めて見ていると地元のおじいさんが声をかけてきてくれた。
この辺は東風の時は降らないけど、南風が来たら半日か一日後に雨が降るんだそうな。
南には立山連峰があるので、そこでできた雨雲が運ばれてくるからなのかな?
この時に南風で、明日の予報が大雨。それを教えてくれようとしていたみたい。おじいさん、ありがとね!
ほどなくして宿に到着。
かなり古い歴史ありそうな建物の「民宿あお」何とトイレは和式のみというこだわり様?
けっこう有名なのか、芸能人のサインが沢山貼ってある。
何かの撮影で使うのか、プライベートで来るのか?
宿は2階建てで2階の和室が宿泊部屋。ドアではなく鍵のかかるふすまで、完全に準和室。
この日は宿泊客は少なく、自分の他にはもう一人遅い時間に入ってきた人だけのようだった。
部屋は一番いい部屋だったのか、富山湾が見える良い感じのお部屋。
とりあえず宿のお風呂に入る。良い感じのお風呂だ。
そして、いよいよお待ちかねの夕食。実はこのためだけにここまで来たのです!
事前の予約で料理は一番高いものにし、ご飯はいらないけど美味しいお酒が欲しいとお願いしておいた。
そしたらなんと・・・
大量の小鉢に鍋が用意されている。そしてベニズワイガニの大きいのが丸々一匹。
カニみそはきれいに取り分けられていて別途小鉢に入ってる。
そしてお酒は、氷見の曙酒造の純米吟醸「獅子の舞」。これも美味しい!
けっこう料理が多いなと思っていると、更に船盛のお刺身が!時期的にブリではないけど、富山湾は魚種が豊富で季節ごとに美味しい魚が取れるんだとか。
実はこの宿、市場関係者らしく、それで安く良いものを仕入れられるんだとか。
ハタ科のお魚一匹かしら付きに、他4種類くらいのお刺身が入った豪華な船盛。本当に一人前なの?
と油断していると、更に煮魚が到着!そしてとどめの焼き魚。
焼き魚はお刺身と同じハタ科のもので、美味しいから温かいうちに先にと言われたが、確かに美味しい。
もう、食べきれないかと思ったくらいで、宿の女将さんも鍋は明日の朝にしても良いよって行ってくれたけど、頑張って完食!
もう食べられない。
夕暮れの富山湾を眺めながらのんびりして、目的を果たした大満足に満たされて寝る。
翌朝は夜に来たもう一人のお客さんと相席で朝食。
シンプルだけど美味しい朝食だ。
もう一人の人は北海道の大学の教授?で、地震の復興のための調査に来ていたらしい。
昨夜到着が遅くなったのは、途中の道が通行止めだったりしてかなり時間を食ったからだったらしい。
10月19日(土) 富山観光
天気が悪い予報だったので、氷見では観光せずに富山へ急ぐ。
帰りは宿のおかみさんが車で駅まで送ってくれることに。
かなりの大雨の予報だったので、海岸線を走る氷見線が止まったら嫌なので、氷見では観光せずにまっすぐ駅に送ってもらう。
時間が経つほど雨がヤバいの予報だったが、あまり酷くないうちに氷見を脱出。
高岡から乗り換えて富山駅へ。
昨夜も美味しいお魚をたくさん食べたが、せっかくなのでお寿司も食べたい。
昨日天丼を食べたとやマルシェに行ってみる。ところがもの凄い行列。今日は土曜日だからか?
まだ、11時前なのにとても待つ気にはなれないような行列。他のところを調べてみても、有名なところは全部1時間以上待ちの行列だらけ。
駅の隣の商業施設のお寿司屋さんが11時半からなので行ってみるとまだ行列は出来てない。
5番目くらいで入れて何より。
富山湾寿司というセットで4380円也。ちゃんとしたお寿司屋さんで、美味しい寿司を堪能できた。
その後は新幹線の時間までかなり余裕があるので、雨でも歩いてゆける距離にある富山城に行ってみる。
天守閣からの眺めは残念ながらビル・ビル・ビル。都会なので仕方がないか。
それでもまだ時間があるので、古い町並みがあるエリアに行ってみる。
富山は路面電車がものすごく発達していて、沢山路線がある。
それに乗って東岩瀬という駅を降りて、一駅区間くらい続いている古い町並みを歩く。
観光地なので途中でお酒を飲めるところとかもあったが、人が多くて断念。
北前船で大儲けした馬場家の旧家が解放されていたので行ってみる。豪商だけあって、もの凄い広さの家で欄干も見事な彫り物。
大きな蔵などまさに豪商の家だ。
街並みが終わるとほぼ海沿い。展望タワーがあるので行ってみると富山湾を一望できる。周囲は工業用の港になっていて、北前船が居たころの面影は流石になさそう。
そのまま歩いて、路面電車の終着駅である岩瀬浜まで2駅分歩いたのでした。
この時点で13時くらいだったので、15:23初の新幹線かがやきに乗るのでそろそろ戻ることに。
14時過ぎに富山駅に戻ってきて、雨も強くなってきたのでこのまま駅でコーヒーでも飲みながら時間をつぶす。
10月19日(土) 帰路&グランクラス
行きは長野で降りたが、帰りは富山からなので2時間以上。15:23発で東京には17:36着予定。
平日だったら東京側で通勤時間帯だけど、この日は土曜日なのでまあいいかな。
せっかくだったので初の最上級の席グランクラスを予約しておいたのだった。
すこし早めだがホームに行って待っていると一本前のはくたかが来た。
自分が乗るわけではないのでのんびり写真撮影に興じる。
そして10分後くらいにいよいよ予約した、かがやき534号が到着。
富山からはもう一人グランクラスに乗ってくる人が居た。
乗ってみるとやはりびっくりの内装。まず乗った瞬間から別世界。
入り口を入ってその奥の座席のところの扉までがゴージャス。そして自動扉を抜けるとなんと座席が少ない。
左側に一人席、右側に2列の二人席がたった6列しかない。
北陸新幹線のE7系は、特殊装備の無い一般車両では20列、グリーン車でも16列なのに、まさにファーストクラスだ。
さすが、27800円もするだけのことはある。
富山から乗ってきた二人でグランクラスは満席。けっこう乗る人いるんだね。
アメニティとしてスリッパ、靴ベラ、ブランケットが書いてあって、スリッパは席にあったのですぐに履き替える。
そして何よりグランクラスはお酒も含めて飲み放題。まず、和か洋の軽食が出てきて、後はお菓子もついてくる。
車両に一人専属のアテンダントがついていて、みんなガンガンお酒のお替りをしまくり。
まさに飲んだくれ車両だが、なんかちょっと下品な感じ。みんなビールばっかり。
私は白ワインと洋食の軽食を頂くことに。
軽食は小さな4つの小分けされた箱に入っていた。箱もセンスいいグランクラスマークだ。
軽食のお品書きは以下の通り
01. 生ハムとハーブ香るケークサレ
02. 石川健さん「ゆめみづほ」のシーフードパエリア
03. 鶏とキノコの加賀みそ焼き
04. クランベリーとナッツのバターケーキ
そしてお菓子は
奥能登揚げ浜式塩田 しおちょこ
五郎島金時の焼き芋パウンドケーキ
日本の新幹線は揺れないというが、ワインはミニボトルでちゃんとグラスが出てくる。
グラスで飲めるのは良い感じだし、やっぱりあまり揺れないので普通に飲食できるのがいい。
白ワインはマンズワイン社勝沼ワイナリー製で長野県産のシャルドネ。料理も酒も徹底的に国産・地元産にこだわっているようだ。
白ワインのボトルはグランクラスラベルでかっこいいので、片付けようとしたアテンダントさんに持って帰る旨を伝えたら、何と洗って包んで手提げ袋に入れて持ってきてくれた。
たまにこういう人が居るのかもしれないが、素晴らしい対応だ。
便の包み紙を留めているテープが何と新幹線柄。
2か所止めてあって、上は東北新幹線で使われている緑のE5系と東海道新幹線のドクターイエロー♪
下は秋田新幹線で使われているE6系、東海道新幹線の700系に、我らが北陸新幹線のE7系♪
貼り方もセンスあるなぁ。
ワインも飲み終わって暇なので、こんどはブランデーをもらうことに。
やっぱりグラスで飲むっていいなぁ。
なんて思いながら、良いことだらけの旅が終わってゆくのでした。