小笠原旅行


2010年4月2日〜2010年4月7日


 旅行日程

このページでは、今回の小笠原旅行の旅行日程を紹介します。

 4月2日(金)

竹芝桟橋発10:00(30分前までに手続きが必要)のおがさわら丸に乗るためには、ラッシュアワーの山手線・京浜東北線に乗って浜松町で降りる必要があった。
もちろん9:00過ぎに着くような、遅れたら終わりのぎりぎりにチャレンジするなら別ですが…
この辺りは前回と同じなので、朝のラッシュが始まる前に早めに電車に乗りました。
ところが、この日は低気圧が近づいていて強風。東海道線や京浜東北線など、首都圏のJRはことごとく遅延、もしくは減便でした。
途中京浜東北線が多摩川を渡る、川崎-蒲田間は止まりそうな速度で走行しており、止まってしまうこともありました。当然20分程度遅れていましたので、ぎりぎりを狙っていっていたら危ない所でした。おが丸は飛行機の国際線並みの扱いが必要だと思いました。

でも、圧倒的に早めの時間に着くようにしているので、全然問題なし。通勤する人たちを横目にモスバーガーでしっかり朝食。

とりあえず雨は小雨程度で収まっていたので、傘もささずに竹芝桟橋へ直行。
着いた時には、雨は一旦やんでいました。
すでに入港していたおが丸を見に、桟橋2階の遊歩道へ行ってみると、お台場やレインボーブリッジがかすんでいました。

やがて出航時間。前の2回は竹芝でのお見送りは少なくさみしいものだったのですが、今回は異様な雰囲気に包まれていました。
桟橋2回の遊歩道には、スーツにネクタイの人たちがざっと見たところ7割…
クジラの絵の入った横断幕まであります。
どうやら4月1日付で異動になる人たちを乗せる船だったようです。
出航後少ししてから、小笠原小中学校の先生の集合アナウンスが、続いて小笠原高校の先生の集合のアナウンスが流れていました。
すごい便だ…

船は出航後、物々しい雰囲気の東京湾を突き進む。出航直後にお台場は相当かすんでいて、レインボーブリッジを過ぎるころには風、波、雨の三重苦が。
羽田沖を通過中に飛行機が1機降りるのが見えたので、普通の悪天候かと思いきやおが丸のクルーは憂鬱そうな面持ち。
更に、船内には子供の一人歩きは危険なので絶対に目を離さないように、というアナウンスが流れ始める。東京湾を出ると波が5〜6mくらいあり、下手をすると子供が転げまわることになるのだそうな。

船内案内所に行って聞いてみると、さっきの飛行機はもはやぎりぎりで、東京湾内を航行する全てのフェリーが欠航しているとのこと。更にこんな中で出航するのは生活船であるおが丸くらいだとも。「覚悟しておいてください」まで言われてしまいました。なお、展望喫茶のお姉さんは、久しぶりに酔い止めを飲むかも…などのコメントも。
東京湾内にいるうちに昼食をと思い、早めにレストランへ。あまり波が強いと、熱い汁ものは食べるのが難しいらしい。というか、最悪の場合営業できないのでレストランは閉まり、おにぎりなどが販売されるなんて話も聞きました。


途中、アクアラインの通気口が見えてきたが、その先にあるはずの房総半島が丸っきり見えない。もうこうなったら、荒れた船旅体験を楽しむしかない!そう思うのでした。

なお、波が強くなる東京湾を出る場所とは、三浦半島を過ぎたところなのだそうな。
当然房総半島の方が長く、そちら側には陸地がありますが、もはや湾内の扱いではないようです。

途中、おが丸の横に2/3ほど潜航している潜水艦が。後で聞いたところによると、米軍のものらしいとのこと。もはや軍艦しか航行しないような状況で航行するおが丸。軍隊並みってこと?
暇だし、することもないし、仮眠をとりつつ17:00頃起きてみると、すごい波。おが丸もかなり揺れている。全長131mの巨大な船がこれだけ揺れるのだから、すさまじい波なのだろう。

少しすると徐々に気持ち悪くなってきた!乗り物酔いをほとんどしたことない自分にとって、ほぼ初めての乗り物酔いに違いない。貴重な体験(もう体験したくないけど)だ!
飲みすぎで気持ち悪くなることには慣れているので、速攻でリセット!そのまま寝るに限る、とばかりとにかく寝る。


 4月3日(土)
とにかく寝てばかりなので、夜中に、頻繁に目が覚める。何度目かに目が覚めると4:00だったの。揺れがかなり収まっていたので、もしかして前線を通過していて日の出が拝めたりして、などと思い案内所に行ってみた。日の出は5:20頃だったので、5:00頃にAデッキに上がってみると、なんと外への扉は開放されていた。しかし、さすがに雲が切れていることはなく、日の出を拝むのは無理でした。
揺れは収まりはじめているので、もう一度寝て、7:00のレストラン営業開始のアナウンスを目覚まし時計代わりにした。アナウンスによると、昨日の波で遅れているらしく、1時間20分遅れで到着らしい。初日の午後半日ツアーは間に合うだろうか?と心配になった。

この便は人が少なく、暇だったので朝食後に船内見学ツアーを申し込む。定刻通りなら、エンジンルームを見た後で、操舵室を見学しているころにちょうど聟島列島が見えるというサービス満点な時間割なのだが、さすがに今回は無理。その代わり、みんな一番関心を持って聞いていたのが、昨日の揺れはどの程度だったのか?ということ。
前後の揺れは計測していないようだが、左右の揺れは最大の振れ幅が計測されていた。それによると、左に30度、右に20度となっており、合わせて50度も左右に振られていたらしい。
恐ろしや…

朝食の時に1時間20分遅れでレストランは延長するのか聞いてみたが、この程度だと延長しないとのこと。その代わり、展望喫茶が1時間延長して営業するらしかった。
父島が近づくにつれ午後のツアーが気になってきたので、11時頃に喫茶でピラフを食べ、ズボンの下には水着を履き、荷物も宿に置いておけばよいものと、ツアーに持って行くものに分けて準備しておいた。

入港時には父島は晴れており、きれいな海が広がっていました。
通常ならツアーが始まるような時間に入港しているにも関わらず、二見港では父島タクシー改め父島観光のドリーム号がお出迎えに来てくれました。このお出迎えを見ると、父島に来た気がします。

到着後には速やかに船を下り、いつもの場所でお待ちいただいていたPAPAYAの皆様と合流し、まずはPAPAYAのテラスで宿の説明を聞く。今回の宿泊客は、居残り無しで、今回のおが丸で来た4人だけだった。自分以外は、自分と同じくらいの年齢の夫婦と、女の子一人だった。3人は2階のへやで、1階は自分一人という贅沢な部屋割り。
しかし、時間がないためすぐにツアーの準備をして、ツアー開始という、今までで最も慌しい幕開けだった。

ツアーに出ると、まずはシュノーケルの練習も兼ねて、兄島海中公園へ。しかし、大潮翌日の下げ潮の時間で、大きなMis.PAPAYAは係留できない。そこで、急きょ、ひょうたん島の海中公園に変更となった。
ひょうたん島の海中公園は、さすがに兄島海中公園ほどのサンゴや魚はおらず、もうひと頑張りほしいところだった。
それでも、今まで行ったことのない場所に行くことができたわけで、何度も兄島海中公園に行ったことのある自分としては貴重な体験だったといえる。


その後、ウェザーステーションでイルカやクジラを探してくれていたスタッフから連絡があり、ザトウのブローが上がっているところへ向かうことに、少し先にドリーム号が居て、2隻でのザトウクジラウオッチングとなった。
このときのザトウクジラは、メスを奪い合う複数のオス達で少なくとも3頭は居た。
オスたちは喧嘩で我々の船のことなどお構いなし。
船の真横や真後ろで、ぶつかりそうなぎりぎりをすり抜けたり、潜っていったり。
2隻の船の間を行ったり来たりしながら、大迫力のザトウウォッチングとなった。
さすがにここまでの大接近は常に見ることができるものではないらしく、今回の1航海の中でもこの1回だけだった。
初日の最初から、奇跡的な出来事に遭遇している!
やっぱり、小笠原に来ると、毎日必ず良いことがある!

ザトウの喧嘩は終わらないが、南島に行っていないのでザトウに別れを告げ(どうせ聞いてないし…)南島に向かうことに。
さすがに波があったが、サメ池進入は問題なさそう。閂岩まで戻り、PAPAYA Jr.に乗り換えて上陸となった。
尾根から見ると、ハートロックはしっかり見えていたものの、父島の標高の高いところは雲の中。
嫌な予感がしていたものの、尾根からの眺めはまずまずだった。
しかし、扇池に向かう頃には、とうとう降りだしてきてしまった。誰の足跡もない雨の扇池の砂浜に自分たちの足跡を残してこの日のツアーは終了となった。二見港へ帰る時にもイルカは出ずじまい。でも、今日は大迫力のザトウの大げんかを見ることができたのだから、十分に満足である。

夕食は例によって、羽衣食堂。食事つきにしたのは自分一人だけだったので、一人で食べる。
昨夜は大揺れ&船酔いでまともな食事をしていないので、普通の食事がやけに新鮮に見える。
もっとも、羽衣食堂は美味しくてボリューム満点。唯一自分にとって問題があるとすると、2個付いてくる小鉢がどう見てもビールのつまみにしか見えないことだ。今日は飲まない!と決意を込めて食事に向かっても、美味しそうな小鉢を見てしまうと、「生中1杯!」って言ってしまうのでした。

夜はナイトツアーに行くことに。
可能ならばグリーンペペのきれいな写真を!と思っていましたが、やはり難しく、フェニックスの木の付け根に生えていたのを見るのが精いっぱいでした。
オオコウモリは狙っていた木に飛んできてくれてしてやったり!ですが、やはり撮影は無理ですね。
しかし、他にも夜光虫、オカヤドカリ、3種類の砂ガニと定番どころを一通り見ることができた、大成功のツアーとなりました。


 4月4日(日)

今日は母島ツアーの日。実は2日目が母島ツアーになったことはとてもラッキーだった。なにせ母島にはまだ行ったことがなく、いつかは行ってみようと思っていたのだから。
母島ツアーは、ケータ島ツアーと同じく、少し早く出発となる。朝食は7:00からなので、6:00に目覚ましをかけておいた。
起きてみると、社長の奥さんがすでに来ていてお湯を沸かしてくれていた。
コーヒーを飲みながら、雑談しながら、ストレッチしながら、気になるのはやはり天気。
どうにも良くない。
とりあえず時間になったので食事に行き、生協でお弁当と飲み物を買って戻ってくる。
今日のツアーはなぜか3人だけで、昨日も参加していたHORIZONに宿泊の人と、海洋センターの人だった。

すでに経験者ばかりなので、細かい説明は抜きにして出発。今日は兄島の海中公園や南島と言った定番も素通り。
まずは南島方面に向かい。そこから南下して母島へ向かう。
しかし、この日は風が強い。波も高かったが、行きは波の向きと同じ方向だったのでましだった。しかし、行きの時点で船長が帰りを心配するような状況で、やはり今回の1航海は波乱含みであることを感じさせられた。

父島と母島の中間点くらいから後ろを見ると、父島がまだ見えた。一部ぼんやりと赤くなっていて、そこがハートロックのはずだった。母島に向かう船の後ろにハートロックが見えるということは、父島の大きなハートは母島に向けられているということである。
話には聞いていたが、実際に見てみると、なるほどという感じである。

途中の海域には、海鳥と波しかないままに母島へ。母島は東側は完全に雲とガスで見えない状態で、恐らく下の方は雨だろうと思われた。しかし、今回の予定では、東側から1周する予定だったので、まずは荒れた東側に向かうことになる。
母島に着くと、まず最初に最も北側にある鬼岩に着くここの西側あたりにイルカがいる可能性があるとのことで見てみるがいない。
更に、母島の北側の岬にマグロ穴があるが、波が高くていけない。
なんだか、母親が怒っているかのようだ。

とりあえず、風の中、波の中、船は母島東側の海域へ。
母島が面白いのは、むき出しになった岩肌の断面が、明らかに父島とは異なることである。
父島は枕状溶岩に代表されるような、いかにも溶岩な感じの場所が多い。
ところが、母島は4つの地層がくっきり見えるような場所があるなど、父島とは明らかに違う感じだった。
また、海岸線ぎりぎりまで植物が生えており、手つかずの自然が力強く生き残っていることを感じさせられた。
荒れる波の中、雨の中進んでゆくと、途中でクジラのブローをガイドさんが発見!
でも、波のせいで向かえないので横目で眺めながら諦める。
そんなことが何回もあり、ザトウクジラ自体はかなりたくさん来ていることを感じさせられた。

ようやく南側に到達し、今度は波の少ない西側の海。
こちらには、南島と同じ保護レベルである石門がある。ガイド必須、1日の進入可能な人数にも制限がある、かなり厳しい場所である。今回は、その岬の先端にある石門を船から眺めつつ、その脇にあるヤシ浜の海中公園へ。
なんでも、最近になってようやく海中公園に指定されたんだとか。寒いので3人とも海に入ることには当然躊躇する。
そこで、箱メガネで見てみるように勧められたので、箱メガネを持って後ろ側へ。
かなり深い印象だったが、かなりのサンゴがありそうだ。しかも、水は意外と温かい。むしろ水上の方が寒い。
ならばと入ってみることに。
入ってみると、ものすごいサンゴ。深いところには巨大な塊が細長く続いており、浅いところでは、様々な種類のサンゴが広がっている。何より驚きなのが、その規模の大きさ。30分泳ぎまわったくらいでは、サンゴの切れ目がまるで見えない。
火山島である小笠原にいるというよりも、サンゴの島である沖縄や石垣を連想させるほどだった。
なんでも、ここは母島から陸路で来ることができない場所で、今回のようなツアーでしか来ることができない貴重な場所なのだそうな。またしても、貴重な体験をしてしまった!

海中公園を楽しんだ後は、昼食。上陸してからにするかどうかという話があったが、ははじま丸が入港していたため、出るのを待ちながら近くの湾で船上ランチとなった。ところがその湾の中には親子のザトウクジラがいて、なんとザトウクジラウォッチングランチとなった。この時間には日も射していて船上ランチにはちょうど良く、親子ののんびりと泳ぐ姿を楽しむことができた。

やがて昼食も終わり、ははじま丸も出航したため、沖港へ入港することに。
港の手前の崖には、かなり立派なトーチカが2つ並んでいた。
なんと、港に入ったあたりから雨が降り始めてきてしまった。結局雨の中の上陸となったが、全員既にカッパを着ていたので、何の問題も無し。ガイドさんが、母島でしか売っていないギョサンを買おうとしていたが、なんと店がお休み!或いは、さっきははじま丸が出航したので、それで閉めたのか?かなり残念にしていたようだ。かわいそうに…

どこに行ってよいかわからず適当に歩くと、かやぶき?の妙な建物が。庭には使い古したかまどなどなどが無造作に置いてあるのではなく、展示してあった。しばらく見ていると建物の中からおばちゃんが出てきて話しかけてきた。
どうやら母島に石の道具を広めた外国人を記念して建てられたローズ記念館というらしく、入場無料だったので入ってみることに。
母島では昔はサトウキビが栽培されており、砂糖が作られていたのだそうな。
メグロのはく製などもあり、一応母島で上陸して見るべきものは見た感じだった。
しかし、母島はすごい霧で、もっとも高い乳房山は結局かけらも見ることができなかった。
ちなみに、おばちゃんの話では、メグロは住宅街に住む個体は警戒心が強く人を見ると逃げてしまうらしい。しかし、山奥の乳房山にいる個体は、なぜか人を怖がらず、むしろ寄ってくることすらあるという。見るなら登れってことか?

船に戻る途中で、ガイドさんの知り合いにばったり出くわす。更に船長は誰かの車の中で話をしていた。
島が違っても、人のつながりは相当強いようである。

再び船に乗り、更に母島の西側を北上する。
西側は波も穏やかで、できればイルカに出てほしかったが、結局イルカを見つけることは出来なかった。
しかし、ザトウクジラの親子は居て、エスコート付の親子がゆったり泳ぐ姿を、しっかり見ることができた。
潜ってしまう際に、尾びれを持ち上げてくれた。親子の尾びれの模様が違うのがはっきりと確認することができた。
親子でもあれだけ違うと、個体識別に使っていることがよく理解できる。

結局、この親子が母島で間近に見ることができた最後のクジラだった。
小さなマンタとウミガメ以外は何も見つからないまま鬼岩まで来てしまったので、そのまま帰ることに。
行きよりは少しマシだったらしいが、それでも予想通りの大波。
客3人は早々とキャビンの中や、その真後ろに避難。
やがて、船長が交代となり、ガイドの女の子が船長に!2階の運転席で一人奮闘して運転してくれていましたが、メガネなしでは目も開けていられないようなところに行っても邪魔なだけなので、かわいそうとは思いながらもデッキで荒れた海を見ていることに。
デッキの中で社長と話をしていると、後ろを見ていた海洋センターの人が呼んでくれた。
大波の中、ザトウクジラがブリーチしたらしい。波の合間の遠目に、半身跳ねるクジラを見ることができたが、さすがに撮影は不可能。目に焼き付けて終わりです。

なんとか南島付近まで到着。時間に少しだけ余裕があったので、南島付近のイルカポイントでイルカを探すことに。
ところがすぐにザトウ親子が見つかってしまいました。
しかも、少しだけ離れたところになぜかもう1頭。2頭かもとか、やっぱりエスコートという話もあったが、分からずじまい。
親子はしばらくその海域で泳いでいたが、派手なアクションもしないし、時間になったので帰ることになった。

今日はザトウクジラの親子三昧だった。初日の荒々しい姿とは一変、親子はやはり愛情に満ちていて、母親が子供を気にしながら寄り添うように泳いでいるのが良くわかった。雨、風、波と荒々しい自然を目の当たりにした反面、愛情に満ちた親子を見ることができてとても良いツアーだった。


 4月5日(月)

今日はケータ島ツアーの日。
二見湾を出て、そのまま北上。イルカが出れば泳ぐかも、という話があったが出なかったのでそのまままっすぐ嫁島へ。
途中、孫島を超えて父島列島と聟島列島の間の海域に差し掛かったころに、進路のやや左側でブローが発見された。
そのため、向かってみると親子のザトウクジラがいた。多少波があり、船を止めると揺れが大きくなるが、そのまましばらく見ていることになった。
ところが…
数回ブローが上がっていたのだが、突然、上がったのはブローではなく母親の巨体!
そう、船がエンジンを止めるような距離でいきなり親のブリーチ!!
結局ブリーチは1回だけだったのですが、ぎりぎり撮影に成功。?多少ピントがずれていますが、あれだけいきなりで、しかもワンチャンスを逃さなかったのだから、自分をほめてあげたいくらいです。
その後、親子は東の海に泳ぎ去ってしまったので、船は再び嫁島へ。しかし、船上は興奮冷めやらぬといった状況でした。

嫁島に着くと、マグロ穴周辺でイルカをMis.PAPAYAとPAPAYA Jr.の2隻で捜索開始。
私が前に2回来た時にも、ここにはイルカがいてドルフィンスイムができました。
今回も、やっぱりミナミハンドウイルカがいました。
そこで、さっそくドルフィンスイム開始。
最初に入った数名は、PAPAYA Jr.に上がり、二手に分かれてのドルフィンスイム。
しかし、イルカは寝ていてあまり相手にはしてくれず、結局途中で見失ってしまったため、ドルフィンスイムはいったん終了となりました。

その後さらに北上し、媒島へ。こちらにも東側にマグロ穴があるのですが、今日は東からの強風だったためやはり入れず。
今回は、母島、嫁島、媒島とマグロ穴チャレンジは全滅でした。
仕方がないのでそのまま針の岩の脇を通って、聟島へ向かうことに。
オナガミズナギドリやカツオドリに交じって、ひときわ大きな黒い影が。クロアシアホウドリも繁殖中だったようで、頻繁に飛んでいる姿が目撃できました。しかし、アホウドリの飛び方は、やっぱりかっこいいです。貫禄があります。

針の岩と聟島の間は海中の地形の影響で常に波が高い場所があります。
そこを揺られながら進んでいると、2頭のザトウクジラがテールスラップをしていました。
そのすごいこと、“している”のではなく、“たたき合い”です。
よりにもよって、最も荒れている個所で高々と尾びれを突き上げて、ためた力を一気に解放するかのように海面にたたきつける。
たたきつけた音が聞こえてくるほどすさまじいものでした。
でも、できればもう少し波のない場所でやってほしい…見ている方はもう大変でした。

今日はすでにザトウの派手なアクションを間近で見ることができていて、ドルフィンスイムもできていました。
当然おなかが減ります。ケータ島上陸組は、上陸してのランチです。
でも、自分は今回は残って海から色々見たいと思っていました。結局、2週間前にも来ていて上陸した人と2人で残ることに。
船上ランチのために波の少ない場所に移動している最中に、いきなり波乗りイルカが登場です。
ミナミハンドウなので当然泳ぐことに。
水に入ると全員起きていて、イルカが10頭以上に、人間2人。そういえば、10月にも南島で同じようなことが…
人の数が少ないから安心なのか、興味シンシンで寄ってくるイルカたち。
ウェットスーツを着ているためほとんど潜ることはできないけれど、ちょっと潜るだけでからんでくる。
1頭が自分の周りをまわっていると思って見てみると、直ぐ下にももう1頭回っている。2頭回ししてしまいました。
もう一人の人は、ライフジャケットを着ていたので浮いているだけでしたが、それでも十分に遊んでもらったようでした。
とってもラッキーでした!
でも、波がある海域で泳ぐのはかなり大変で、結局最後はへとへとに。イルカにも飽きられてしまったので、終わりにしてランチ。
聟島の隣にある鳥島付近での昼食でしたが、コアホウドリやクロアシアホウドリが繁殖中であったため、たくさん姿を見ることができました。船長は成鳥になりきっていないアホウドリを1羽だけ発見したらしく、とても喜んでいました。

昼食後はネムリブカがいる岩場でシュノーケリング。比較的狭い範囲でしたが、サンゴや魚も多く、お目当てのネムリブカも見ることができました。やっぱりサメってかっこいい!
結局ドルフィンスイムに時間がかかったため、最北端の北の島に行くことはできず、上陸組を迎えに行くことになりました。
合流後は、聟島の北西にあるアホウドリの繁殖地移設ポイントを海から眺めた後、海の状況を考えて早めに帰路に着くことに。
途中、大雨を食らったり、大波の中を進んだりと、予想通りの荒れ模様でしたが、特に遅れることもなく予定通りの帰港となりました。

そして、夜は恒例のお別れパーティー。前回のリベンジとばかりにジントニックを飲みまくり。ちなみに社長が一番いい感じになっていました…


 4月6日(火)

最終日は朝から、超晴れ!これぞ小笠原といったところです。
とにかく海の青さが尋常じゃない!というか、今まで3日間がおかしかったのです。
ツアーに出発すると、まずは南島瀬戸でマンタを発見。水深が浅いので、潜ってしまっても見つけられるとのことで、緊急突入!
冷たい水の中、ウェットスーツ無しでのマンタスイムでした。
でも、今日のマスクは何かおかしい。どんどん水が入ってくる。
結局鼻から水を飲んでしまい、この後見つかったイルカは泳がないことに。
昨日までである意味十分に満足しているのと、もともと疲れているのとで、早々に船上からのウォッチングモードに。
南島にも上陸せず、ザトウを探したかったのだが、外国人4人がイルカを探したいと言ってのこったのと、サメ池付近でイルカが見つかってしまったのとで、結局ドルフィンウォッチに。でも、南島瀬戸の白砂の上を晴れたきれいな海に溶けるように泳ぐイルカはとてもきれいでした。
この日はとにかく景色がきれい。南島瀬戸も、兄島海中公園も、まさに輝いていました。
しかしこの日は出航日。時間厳守です。ぎりぎりまで粘って兄島海中公園を後にしたのでした…。

ツアー終了後、急いで宿に戻りシャワーを浴びてお土産を買いに行く。二見湾もきれいで、前浜からの眺めも最高でした。
残酷なことに、時間が来て車に荷物を積み込むことに。
そして二見港へ。
搭乗手続きをして船に乗り、デッキで見ているとPAPAYAの旗とともにお見送りに来てくれました。
今回泊った4人のうち、一人だけが残ることになり、一緒にお見送りしてくれました。

今回の船は、人の入れ替わり最後の船らしく、島の職場を後にする人もいたようです。
宿に交じって職場の旗もありました。

おが丸が二見港から離れると、船のお見送りのスタートです。
今回は客が少ない割に、お見送りは豪華で、かなりたくさんの船が出てきてくれました。
天気が良いため、きれいな海に引き波を残しながらたくさんの船がお見送りしてくれる姿は、やはり世界一だとおもいました。
宿にツアーにお世話になったPAPAYAの船は、いつものように延々おが丸についてきてくれます。
結局西島の先まで来てくれて、ようやくダイブ開始でした。
また、ダイブの人数が多いこと!
本当にうれしい限りです!


父島が見えなくなり、聟島も見えなくなり…
夕陽を見ようとデッキに出てみると、水平線上に雲が。
ダメかと思って見てみると、水平線上だけ雲が薄いらしく、きれいな夕日が沈んでゆくのを見ることができました。
更に、夜も星がきれいに見えて、とても満足でした。
しかし、今回はなぜか天の川が見えない…
あれだけ星が見えているのに見えないということは、恐らく夏でないと見えないのだと思いました。

船上で独りワインを飲みながら、今回の旅の余韻にふけっていたのでした…

 4月7日(水)


行きのリベンジで、朝日を拝もうと早起き。しかし、空は一面の暑い雲。
まるで行きの船を想像してしまいます。
時間がたつにつれ晴れてきたので、デッキで海を眺めていましたが、やはり寒い。
結局、房総半島が見える頃には天気が悪くなり、結局雨。
それでも竹芝桟橋から浜松町駅までは何とかもってくれました。
途中で大きな桜の木があって、満開の桜が咲き誇っていました。




今回の旅行も、とても良い出来事ばかり起きる最高の旅行でした。
また、PAPAYAのスタッフの皆様や、宿で、ツアーで、おが丸で出会った数多くの人たちとの出会いがあったからこそ、
最高の旅行となったんだと、改めて感じます。

また、来島できることを望みつつ、今回の旅行はこれにて終了です。




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