小笠原旅行


2012年2月18日〜2012年2月23日


 旅行日程

このページでは、今回の小笠原旅行の旅行日程を紹介します。

 2月18日(土) 

多くの場合おがさわら丸は平日に出航する。竹芝桟橋発10:00(30分前までに手続きが必要)のおがさわら丸に乗るためには、ラッシュアワーの山手線・京浜東北線に乗って浜松町で降りる必要がある。
しかし、今回は土曜日出発。ラッシュに巻き込まれることなく余裕を持って行けるはず。
ところが、前日の天気予報で関東地方は夜に雪が降り積雪があるとのこと。
やはり余裕を見て早めに起きる必要がありました。

積雪は大したことなく、交通機関は問題なさそう。無事に浜松町に着き、モスバーガーで朝食の後竹芝桟橋へ。
竹芝桟橋につくと9時になっていて、すでに乗船の受付が始まっていた。
しかし、行列が建物の外まで出ている。なんだろう、この込み方は?
案内の人に聞いたところ、600人近い乗船人数らしい。世界遺産効果+大学生の春休みってことか。
確かに、リタイヤ後のご年配か、あるいは、明らかに若い大学生と思われる人の割合が圧倒的に多い。
そういえば、ツアーの予約を1か月前にしたときに、2日目のツアーは埋まりかけていると言っていた。

乗船券を引き換えて名前を書いた後は少し時間があったので、竹芝桟橋の上にある遊歩道に上ってみる。
晴れてはいるが、空気は冷たい。ベンチや植え込みの陰など、日の当たらないところには残雪。
残雪とおがさわら丸はあまり似つかわしくなく、珍しい光景だった。

いつもは最初に飲む分のビールだけはコンビニで買ってゆくのだが、今日は寒い。
ということで、今回は小瓶のウイスキーを購入して臨むことにした。

やがて出航時間。
前回は4月最初の便で、学校の先生や官公庁の人が行く便だったため、スーツ姿のお見送りが非常に多数。
今回は、前回よりは少ないものの、竹芝桟橋にしてはそれなりのお見送り人数。(もちろん多くはない)
ご年配が多いので、送ってきた人だろうか?
今回は船内見学ツアーが一瞬で定員になったらしい。前の3回は初日のうちであれば取れたのに、予約の開始がいつだったのかもわからないうちに終わってました。
ツアーが数組入っていたので、おそらくツアーガイドが取ったりしたかなと思っていましたが、後でほかの人に聞いたら、出航直後から行列ができていて、受付開始から5分で定員だったんだそうな。

いつものようにスタートゲートのレインボーブリッジを通過して、いよいよ旅の始まり♪
アナウンスでは東京湾を出ると波が3m〜4mと言っていたから、多少は揺れるのかな?と、前回の船酔いが少し頭をよぎる。

天気はとても良いが、何せ寒い。暖かい小笠原が恋しくなる。
羽田に近づくと飛行機がどんどん飛んでくる。やはり過密状態らしく、バンバン離発着しまくっている。
空港に見慣れない黄色い飛行機がいた。写真を撮って、後で拡大してみたら、ANAのポケモン機だった。
機体がピカチュウカラーで黄色く見えていた。ANAは青と白のはずなのに…恐るべしポケモン。
遠くに大きく富士山が見える。裾野以外は雪をかぶった荘厳なたたずまいで、我々を見送ってくれているようだ。


やがて三浦半島の先端、城ケ島を通過して外洋へ。波は穏やか。船内に貼り出されている天気図を見ると、ちょうど中間点あたりに低気圧があり、そのあたりで揺れそうだ。でも、天気図では低気圧は東に去って行きそうなので、天気は何とかなるのではないかと勝手に期待してみる。このあたりでお昼なので、レストランで島塩ラーメン。これがまたおいしい。

波も穏やかなので、展望喫茶に行ってアップルパイ。おがさわら丸のパンやアップルパイは船内で焼いているのだが、アップルパイは甘すぎずにおいしい。普段甘いものは食べないのだが、乗るといつも食べてしまう。前回は大揺れで帰りに何とか食べたが、今回は行きから食べられた♪

夕方デッキに出てみると、曇り。太陽も雲の中だったが、太陽を隠している雲の下から光の筋が何本も出ている。
きれいなサンセットよりも、雲がある方が幻想的だ。
空が割れて何かが生まれてきそうな、そんな不思議なサンセット。幸先がよい出航日だ。

しばらく黄昏時を満喫しようと思ったが、寒い。雨まで降ってきたので船内に退散する。暖かい飲み物がないとやってられない。
本を読んだり、旅行メモを書いたりしながら時間をつぶし、夕食はレストランで天重。おがさわら丸のレストランは、どれを食べてもおいしいのがうれしい。


日が暮れて、暗くなってからデッキへ出てみると、船の右舷側は雲が切れていてきれいな星空を眺めることができた。ぼやっとした筋はおそらく天の川と思われる。すばらしい限りだ。

 2月19日(日) 
今回は特2等の上段ベッドだったが、夜中暑くて寝つけない。カーテンを開けると涼しくなるので、カーテン全開でようやく一眠り。と思ったら、今度は自分の体が右へ左へ。どうやら夜中に低気圧の近くを通過しているらしい。でも前回の揺れを経験しているので、この程度はなんてことない。父島についたら急いで午後のツアーなので、寝ておかないと体力が持たないからまた寝る。

朝、日の出の時間に目覚ましをかけて起きてみたが、曇り。しかも、今までは朝起きてデッキに出ると空気が暖かくなるのを感じたのだが、今回は冷たいまま。そんな馬鹿な…
日の出を待っていると、どうやら東の空には雲の切れ間がある。その隙間を縫うように太陽が昇ってきた。隙間の空が赤く焼けている。何となく、昨夜のサンセットの空を思い起こしてみた。

朝食後、軽く下船の準備をした後で、また本を読んだりメモしたり。聟島が見えそうな時間になったので出てみると、北の島から順番に見えてきた。もう小笠原だ!
相変わらず空が広い。海:空が4:6くらいか?雲も多いが、それがまた良い。色々な形の雲を眺めるのは個人的には大好きだ。

やがて、烏帽子岩が見えてきて、いよいよ二見港へ入港。しかし、暖かさがまるで無い。
お出迎えの人もやけに少ない。たくさん乗っているはずなのに…と思ったら、船が接岸する体制に入ったところでたくさんの人が出てきた。要するに寒いから建物の中に入っていたらしい。
デッキでお出迎えを見てからのんびり下船。今回は赤灯脇の枝サンゴのあたりはあまりきれいではなかった。日差しもなかったが、茶色かったから若干引き潮気味だったと思われる。

下船したら、いつものようにPAPAYAの旗のところに向かう。PAPAYAを代表する二人の船長さんがお出迎え。他に誰も居ないと思ったら、すでに車2台分の人が車に乗り込んでいた。今回は14人+工事作業ですでに泊まっている人だったので、PAPAYAの宿はほぼ埋まっている状態だった。宿に行き説明を聞いていたら、時間が全然ない。今回は人数が多かったため下船にも時間がかかったようだ。いつの間にかPAPAYAの裏にできた店でおにぎりを買ってあわただしい昼食。そして午後のツアーに出発。


PAPAYAのツアーは2隻体制で行く。30人以上乗る大型のMis.PAPAYAと、南島などへの上陸時に乗るPAPAYA Jr.(通称マンボウ)だ。通常、ツアー開始時には全員Mis.PAPAYAに乗りイルカやクジラなどを探したり見たりしている。その間にマンボウが更にイルカやクジラを探していて、見つかる確率が他の船より高い。
しかし、今日のツアーではなぜか私は最初から一人だけマンボウに乗船。パパヤフルコース3回目なので常連の特権か?と一人で勝手にウキウキ状態。初日からツアーは定員一杯だったらしい。
マンボウはいわゆる漁船タイプで細長い。先頭の部分は波にあたって跳ね上げられながら走る構造になっていて、重心は低い。
べたなぎの状態で本気で走ると、MisPAPAYAよりマンボウのほうが早いのだと、以前聞いたことがある。
マンボウはMis.PAPAYAに比べて水面に近いので、スピード感が違う。しかもこの日は低気圧の影響か、波がそれなりにあるため迫力がある。船酔いする人には絶対無理だが、クルージングだけで十分楽しい。
この日は午後の半日のツアーなので、見どころである南島と兄島キャベツビーチは必ず行く。この日はもう一人島の人がマンボウに乗って操船していた。実は社長は南島上陸後に帰るために、マンボウに操船できる人が二人乗っていたらしい。

二見湾を出ると、前方にピンクの船体がいる。どうやらザトウクジラがいるらしい。今がザトウクジラの数が最も多いらしく、探さなくてもすぐに見つかる。少し見ていたが、潜ったらしく見えなくなったタイミングでPAPAYAの船は南島へ向かうことに。マンボウは先にサメ池前に行って海の様子をうかがう。この日のサメ池前は波がなく、閂岩の前に行かなくても乗り換えが可能。まだ、誰も上陸していないらしく、サメ池内に船はない。私はみんなとは反対にマンボウからMis.PAPAYAに乗り移り、代わって上陸する人がマンボウに乗船。人数が多いので、2回に分けての上陸となった。

船に残った人たちは、クジラ、イルカを探して出発!と思ったら、全く動くことなくザトウクジラが現れる。親子+エスコートの基本パック?だった。母親が横倒しになったりしていたので、恐らく授乳中ではないかとのこと。残念ながらあまりアクションは派手ではない。

あまり時間がないので、上陸組もすぐに戻ってくる。今度は兄島キャベツビーチにまっしぐら。残念ながらイルカは出ず、キャベツビーチで15分程度のシュノーケルタイム。慌ただしい!!
水に入ると水温のほうが気温より高い。でもここは瀬戸なので水が冷たい。シュノーケルの練習程度に泳いですぐに上がる。
曇っていたため、輝いているとは言えないがここはやっぱりきれいだ。
船に上がるとやっぱり寒い。小笠原でも冬は寒いんだ、と実感した。
宿に帰って急いでお風呂。きもちいぃ〜。

夕食は例によって、羽衣食堂。食事つきにした人が数人いるのでみんなで食事。
ここは、美味しくてボリューム満点。いつもお世話になっています。

夜はナイトツアーに行くことに。
まずは小湊海岸へ行き夜の生き物&星空観察。でも寒くてオカヤドカリは姿を隠していました。
今日はほとんど曇りだったので、星空は諦めていたのですが、なぜか我々が小湊海岸に出ると空が半分以上晴れていて、最高の星空を観察することができました♪
やっぱり、諦めずに出ることが大事だと、改めて感じました。


 2月20日(月)

今日は父島周辺一日ツアーの日。
今日も残念ながらやっぱり曇りで寒い。社長の話では、昨日が今季一番寒かったとのこと。でも波はこの後どんどん良くなってゆくとのことで、期待が高まる。

PAPAYAの宿に泊まっている人たちも、今日は海へ山へといろいろ。私はザトウ目当てなので、全部海のツアー♪

二日目もツアーは定員一杯で、船の中は大混雑。やっぱり人が少ない方が良い。
出航すると、なんと湾内でザトウのブローを発見!親子+エスコートのようだ。
すでに数隻が集まっていた。まさにザトウパラダイス!
PAPAYAの船はずっと追いかけていたが、途中で数隻ウエザーステーションの方へ走り出す。イルカが出たのでは?との憶測だったが、Mis.PAPAYAは結局南島瀬戸の入り口まで、目の前のザトウを追いかけることに。
南島瀬戸の入り口で、なぜかエスコートが離れてゆく。どうやら振られて諦めたらしい。

その後、南島上陸組は南島でお昼ご飯。船に残った人たちは、まだ見ぬイルカを求めてハートロック前から巽湾方向へ。
巽湾の先まで行くと父島の東側を北上することになるが、冷たい北風が吹いてきて、もう寒いのなんの。
結局イルカは出てくれず、巽湾の一番奥の波のないところで船上ランチ。

この日はPAPAYAの宿に泊まった人がハートロックまで歩くといっていたので、もし見かけたら写真でも撮ろうかと思ったが、残念ながらタイミングが合わなかったらしい。

その後上陸組を乗せ、南島の西側(瀬戸の反対側)のイルカスポットを探すが、この日もイルカは出ず。
そのまま北上して、兄島キャベツビーチへ向かうと、ザトウのブローだらけ。
正面と、右斜め前、と左斜め前の3か所、船から300m位のところに3ポットいて、いずれも北上中。左斜め前のポットの更に遠くにもう1ポット、ほぼ真左の遠くにもう1ポット。どれを追いかけようか迷うような状態だった。
左斜め前のポットを追いかけることになったが、子供のクジラが船に興味津々で近寄ってくる。
途中、船の左舷から近づいて、船の真下を通って右舷に顔を出す場面も!すばらしい!

その後、離れたタイミングでクジラとお別れして、急いで兄島キャベツビーチへ。
今日は、私は入るのをやめたが、学生13人の団体が、ワイワイ入っていった。
でも、ちょっと危険だなとも思われた。シュノーケル3点セットを全く使ったことがないのに、海に入ろうとする。
使ったことがあるかを聞かれて、初めて無いことがわかり、あわてて説明。
人数が多く、ガイドさんが対応にてんやわんや。
キャベツビーチは比較的安全だが、その他の場所でこの状況では非常に危険である。
自然をなめているといつか痛い目にあう。世界遺産効果は同時に無知な人や、無謀な人を運んでくるのだと、改めて感じた。

それにしても、今日はザトウクジラの親子三昧だった。
贅沢をいうなら、そろそろイルカに出てほしい。まあ、明日はケータツアーだから、嫁島で出るだろうけど。そう思いながら一日を終える。

 2月21日(火)

今日はケータ島ツアーの日。やっぱり曇り。今日の予報では北風ではなく東風とのことで、少しは寒さが和らいでいるようにも感じられるが、決して暖かいわけではない。

着るものに非常に悩む。どうせ聟島列島最初の嫁島マグロ穴付近でイルカが出るに違いない。(今まで全てそこで出た)
でも、嫁島から聟島までは相当遠く、更に大山に登るとなると、何を着たらよいのか?まさかウェットスーツで登れないし…
悩んでいても時間は過ぎる。結局、着替え一式を持って出発した。

二見湾を出て、そのまま北上。兄島瀬戸でザトウを発見したので、さっそくザトウウォッチング。
親子+エスコートといういつもの組み合わせだったが、子供が小さい。船長曰く、生まれたてのサイズ(4mくらい)だそうな。
泳ぎ方がぎこちない。通常、クジラもイルカも頭の上に鼻があり、頭の上から背びれを水面に出して呼吸するのだが、この子クジラは斜めに飛び出すように頭を出して呼吸している。
母親はぴったり寄り添っている。後で撮影した写真を確認したところ、一度母親が子供を持ち上げて呼吸を助けている場面があることが確認された。ということは、本当に生まれたて?だったかもしれません。
この子クジラが意図的にか、無意識にか、船に近づいてくること数回。そのたびに母親が子クジラと船の間に割って入る。お母さんは大変だ。しかも、エスコートがちょっかいを出しているらしく、一度母親の荒く大きな鼻息が聞こえてきた。かなり興奮しているようだと、船長が言っていた。

子クジラのおかげでかなり近くに寄ってくることもあり、見ごたえのあるザトウウォッチ。でも、今日は時間がないのである程度のところでクジラとお別れして、聟島列島へ。
今日は完全な凪だ。おがさわら丸到着日が一番海が荒れていたが、日に日によくなってゆく。こんなに凪のケータツアーは初めてだ。

嫁島に着くと、マグロ穴周辺でイルカをMis.PAPAYAとPAPAYA Jr.の2隻で捜索開始。
私が前に3回来た時にも、ここにはイルカがいてドルフィンスイムができました。
マンボウとMis.PAPAYAで嫁島を囲うように逆向きに探し始める…と思ったら、マグロ穴の裏でマンボウがすぐにイルカを発見。
やっぱり、ここにはイルカがいた。
マンボウが最初に見つけたのはハシナガの群れでしたが、行ってみるとミナミハンドウも。まずは船上からハシナガウォッチのためにハシナガを追いかけると、2頭のミナミハンドウが船に寄ってきてうろうろ。
ハシナガは寝ているはずの時間ですが、ミナミハンドウは確実に起きていて、しかも遊びたがっている♪ラッキー♪♪

早速準備をして水に入ると案の定ミナミハンドウがお出迎え。最初に入った二人は特に熱烈歓迎されたらしい。
いつものように、マンボウとMis.PAPAYAの2隻に分かれてのドルフィンスイム。私はマンボウへ。
水に入ると一頭が泳がずにだらぁ〜っとしながら、我々が入ってくるのを待っている♪かわいぃぃぃぃぃ♪
そして、来た人に順番にごあいさつ。
近寄ってきたので、軽く潜ると、自分の周りをくるくると回ってくれる。これです♪これがいい♪
ところが、今回は屋久島のダイバーさんが来ていて、プロの泳力+ロングフィンで華麗に泳ぐと、イルカがそっちに行ってしまう。
あぁぁっぁ…いかないでぇ…

何度か入り、そこを泳ぐイルカを見ていると、突然イルカの鳴き声が!こういう時はたいてい真横や真後ろに居たりする。
で、きょろきょろしてみるが、居ない。
と思ったら、私の真下を後ろから追い越すようにハシナガの大群が!
多すぎて数えきれないが、60〜70は確実にいると思われる。圧巻だ!
やっぱりケータツアーは最高だ♪

水に入ったら寒いとかいろいろ考えてしまったが、いざイルカが出るとなると忘れて入ってしまった。まあ、そんなものかもしれない。
イルカが見えなくなったころには、十分にドルフィンスイムを堪能したので、マグロ穴へ。
寒いとイソマグロはいないかもと船長が言っていたが、やっぱりいなかった。
でも、色とりどりの魚がたくさんいてきれいでした♪

今回はザトウウォッチにドルフィンスイムとかなり時間を食ったので、妁島には寄らずにそのまま聟島へ直行。
小花湾にはたくさんのテントがあり、ヤギの食害から植生を回復させるための作業を行っているようだった。

上陸しようかどうか迷っていたが、イルカと十分に泳いだので上陸することにした。
まずは浜で昼食。その後2班に分かれての大山ハイキング。
最初の林の中でアホウドリのえさやりの人のテントがあった。どうやら、伊豆の鳥島から雛を連れてきていてえさやりを行っている最中らしい。テントから二人、大山ツアーへの臨時参戦となった。テントの近くにデコイが1体おいてあったが、でかい。地上の生き物ならまだしも、空を飛ぶ生き物としては迫力満点だ。

ケータ島上陸ツアーはまだ結論が出ていないらしく、パパヤのツアーで毎回、道中のポイントで写真を撮影して報告書を提出し、植生への影響を調べているとのことだった。

この時期の聟島は下草のほとんどが枯れていて、灰色や褐色になっていた。一見すると緑が少ないように見えてちょっとさみしい感じだった。大山の頂上では、ヤギにほぼ食べつくされたオガサワラアザミがあるが、毎年1株ずつ増えているということだった。オガサワラアザミを見てみると、その上にオガサワラトカゲが。緑の葉っぱに茶色のトカゲでは隠れられていないですが、そもそも隠れようとしているのではなく、日向ぼっこをしていただけかもしれません。

大山から針の岩の方に向かい写真を撮っていると、いつの間にか雲の切れ間から太陽が。やはり日が入ると、景色がきれいだ。
大山からの絶景を堪能して、帰りは若干汗をかきつつ下山する。
下山後は浜でえさやりの人たちとお別れして、コアホウドリ、クロアシアホウドリの繁殖スポットが見えるところまで船で移動。たくさんのコアホウドリ、クロアシアホウドリが求愛の動作をしていたり、優雅に飛んでいた。やはりアホウドリは飛んでいる姿はかっこいい。
今回は、カツオドリやミズナギドリはまだ来ておらず、飛んでいるのはクロアシアホウドリが多かった。

今日は大潮だったらしく、帰りに波の影響を受けるとのことで、アホウドリの観察後は急いで岐路へ。
雲に邪魔されてサンセットクルーズとはいきませんでしたが、日も落ちて薄暗くなって来たころに到着した父島列島付近では、ザトウクジラが跳ねたり、叩いたり、活発になっていました。暗すぎて写真が取れないのがつらい…

今日は、ザトウの接近に、ドルフィンスイム、ハシナガウォッチ、大山からの絶景に、コアホウ、クロアシと完璧なケータ島ツアーでした。
戻ってPAPAYAではお別れパーティー。
今まで私はケータツアーの日は必ず帰りに天気が荒れていて屋内でのパーティーだったのですが、今回は気を使っていただき外でのパーティーでした。外は開放感があってよいですが、私は飲みすぎてしまいました…(反省:ご迷惑をおかけした方、ごめんなさい)

 2月22日(水)

二日酔いで目を覚ますと7時半。大慌てで朝食へ走る。みんな先に行っていて、「あっ、自力で起きた」などと言われてしまいました。
更にあわてて宿に戻って、午前半日ツアー。まったく余裕なし。

二日酔いのまま船に乗ったが、湾内で船が集まっているので近寄ると、なんとマンタ。PAPAYAの2012年初マンタだそうです。
4m以上は確実にある大きなマンタを前に、慌ててウェットを着てマンタスイム。かなり接近して追いかけることができましたが、話されそうになったときに、目の前で反転!自分の真下を通過してゆくという超ラッキー♪
最後はおいて行かれたので頭を上げる。マンボウが近くにいたので船長にマンタが去った方向を指さすと、なぜか反対を指さしている。そして、「もう一枚いるよ〜」の声。そう、なんと2枚いたのです。あわててそちらの方へ泳ぎもう一枚に追いつく。
酔い覚ましなんてレベルではなく、いきなりの超ラッキー。

半日ツアーは慌ただしいので、その後は南島へ直行。船には4人残ったので、まずは南島を離れると母島方向でブロー。近寄ると潜ってしまったが、更に南島方向で動きの激しいのがいるので急行。2頭のオスが喧嘩中らしく、ペタンクルスラップと呼ばれる最も攻撃的な尾びれを横に倒しながら海面にたたきつける行動を2頭でやりあったり、ブリーチしたりと大満足のザトウウォッチ!
父島からかなり遠い場所で、「6kmも来ちゃった」と帰りも慌てて引き返す。

上陸組を乗せた後は船長が交代。南島の西側からキャベツビーチに向かっていると、進路にザトウが出たのでウォッチング。
すると船長の電話が鳴り、ウェザーの近くでハシナガの群れが出たとの情報が。とりあえず、マンボウに急行してもらい、Mis.PAPAYAは少し目の前のクジラを見てから急行した。
我々がついたころには、ハシナガの群れは二見湾の中に入り込んでいて、続々と他の船も集まってきた。船が多いのと、ハシナガなのとで水に入ることはどの船もしなかったが、ハシナガは船上からでも十分見ごたえがある。

ある程度のところで、時間がないのでキャベツビーチに急行。
15分程度の時間の中、軽く泳いでの帰港。
今日も半日の割には見ごたえ抜群で最高だったが、これでツアーはすべて終わってしまった。さみしい。

ツアーから戻りシャワーを浴びて、お土産をあさる。昼飯はおにぎり1個をほおばるのみ。
やっぱり慌ただしい。
いつものように、PAPAYAで写真を撮って、13時半ごろ港へ行く。
すでに多くの人が乗船していて、お見送りのための場所取り済み。前の方はもう取れない。
太鼓が鳴り響く中乗船し、いつものように下のデッキの前の方へ。

今回は宿に泊まっていた観光客の中で一人だけ残ることになった。
残る人とガイドさんの二人でパパヤの旗を持ち、お見送り。いや、本当のお見送りはこれから。

やがて時間となり、おがさわら丸は岸壁を離れる。
岸壁で見送ってくれた二人は、Mis.PAPAYAへダッシュ!
今回はお見送りに出る船が多い。
恐らく、すべての観光船に客が乗ったのだろう。全船が出てきているように見えた。
いつものように、Mis.PAPAYAは最後尾から一番遠くを走ってくる。

小笠原のお見送りは毎回素晴らしい。
近くにいる船から、おがさわら丸を抜き去ってからエンジンを止め、お見送りダイブ!
いつものように、最後から2番目が父島観光(旧父タク)、そして、最後に一隻延々西島まで来てくれるのが、Mis.PAPAYAだ。
今回もガイドさんを先頭に、次々とダイブしてくれる。一番最後に、宿に残る人がダイブしてくれた!
ありがとぉぉぉ〜!

船の別れは切ない。
ゆっくりと確実に遠ざかってゆく。でも、延々見えている。そんなお別れ。
恐らくは、ほとんどの人が一度来れればラッキーな島、小笠原。
だからこその思いを込めたお見送り。
でも、またいつか着たい。そう思わずにはいられないお見送り。

結局、ほとんど日差しが出ることがなかった今回の小笠原。
南国だと思っていたが、冬はやっぱり寒かった小笠原。
10mを超す巨体が大集結する、クジラの楽園小笠原。
絶滅に瀕した海鳥が暮らす海鳥の楽園小笠原。

振り返れば、今回も最高の出来事ばかりだった、小笠原旅行だったという思いを胸に、遠ざかる島をただ眺める。

帰りは厚い雲に覆われて、サンセットは全く見えず。
夜は一部星が出ていたが、雲のないところもガスがあったと思われ、明るい星しか見えていませんでした。

 2月23日(木)

朝起きても厚い雲。帰りはお日様には恵まれそうにありません。
途中で雨も降り、視界が悪い。
東京湾に入っても、房総半島も三浦半島もほとんど見えない。

今回は人数も多く、色々な人と知り合いになった。
話をしていたら時のたつのも忘れてしまい、気付いたら昼食のレストランが閉まりそう。
慌てて食べに行く。

今日は途中から雨が降っていたものの途中で上がり、お台場帰りは傘いらず。
行きは残雪だったことを考えると、若干気温が高いようです。

今回の旅行は、もうそんなに驚くようなことは起きないだろうと思っていました。
でも、とても良い出来事ばかり起きる最高の旅行でした。
また、PAPAYAのスタッフの皆様や、宿で、ツアーで、おが丸で出会った数多くの人たちとの出会いがあったからこそ、
最高の旅行となったんだと、改めて感じます。

また、来島できることを望みつつ、今回の旅行はこれにて終了です。


トップへ戻る
小笠原旅行(2012年2月)のトップへ戻る