小笠原旅行


2019年7月2日〜2019年7月13日


 日程

このページでは、今回の小笠原旅行日程を紹介します。
今回でとうとう十二回目!
そういえば、一回目も入社10年でもらえる特別休暇で2航海でした。
あれから10年来続けていたんだと、ちょっと不思議な気持ち。

仕事的にどうなるか良くわからない時期から、「7月に行くよ、行くよ」と周囲に宣言し続けての旅行。
周りもあきれるしかないでしょうね。

 7月2日(火) 竹芝桟橋からの出港日 いかにも梅雨空のスタート 

朝起きると雨が降っている。
PCを起動し、気象庁のページで雨の分布予報を見ると、この先上がってゆく感じ。
よしよし、いい感じだ。
そもそも、こちらが降っているということは、小笠原はもちろん晴れ!
何の問題もないのだ。

朝一番のバスに乗ろうと思っていたが、まだ雨が残っていそうなので、のんびりコーヒーを入れてくつろぎタイム。
そうしているうちに雨が抜けてきたので、朝二番のバスで出発。
出るころにはもう傘は差さなくてもよい感じ。

駅について電車に乗り換え。
朝6時台の電車はすでに結構混んでいる。
パパヤのおかみさんに桃を買っているので、電車の中で押されないかとても不安。
何とか桃を死守しながら浜松町に到着。

三脚が追加されたりして重いのだが、さすがバックパックは背負ってしまえば関係ない。
ということで、小笠原に行くときのいつもの朝飯モスバーガー。
港とは逆方向なので、ちょっと面倒。
さくっと朝飯を食べて、竹芝桟橋へ着いたのが8時ごろ。
早速2回の遊歩道に上ってみるが、雨の直後で霧がすごくてスカイツリーは全く見えない。
そのまま何となく過ごしていると大島行きのジェットフォイルが2便連続で出航。
これが出ると、竹芝桟橋は一気に小笠原モード。
9時半から乗船券の引換になるのだが、その前に見覚えのある顔?
遠めだったが、以前相部屋になったことのある、小笠原では有名なプロの写真家さんっぽい。
見間違いかな?
乗船券を引き換えに並んでいると、その人も同じ列に。やっぱりあの人だ。
でも、乗船券を引き換えた後は、人を探している様子。
ちょっと話しかけにくいので、そのまま近寄らないことに。

列に並んでいるときに案内の人に聞いたら、なんと近便は700人!
着発便か!って感じ。
実は硫黄島3島クルーズ便で、200人も硫黄島目的の人がいたのだそうな。
そうでない人は500人くらい。やっぱりこの時期は普通そうだよね。

時間になり乗船。荷物を置いてすぐに外部デッキへ。
寒くはないので、あらかじめ買っておいた缶酎ハイを2本用意しつつ、出航を待つ。
そして、出航の時を迎えるが、とにかく霧。
かろうじて東京タワーは見えたが・・・って感じで景色を見る雰囲気ではない。
まずは、缶酎ハイを飲んで出航のお祝い♪これで俗世とお別れだ!
しかし、やたらと大きな三脚と、バズーカのようなレンズを付けたカメラを持った人たちがたくさん。
どうやら、硫黄島というより、硫黄島にいる鳥がお目当ての人達らしい。

ガスの東京湾を見てもつまらないので、速攻昼飯にすることに。
しかし、7デッキにある展望ラウンジは整理券制になっていて、速攻で満席。
まあ、700人もいればしょうがないか。
というわけで、4デッキのレストランに行ってみると意外と空いている。
というわけでカツカレー。

少しして、船内で観光案内が始まった。
この便には、竹ネイチャーアカデミーの竹さんと、以前パパヤのツアーでお世話になったガイドさん♪
ひっきりなしに人が来ては相談をしている。
今回は母島で、小富士に行くつもりだったが、乳房山も一応聞いてみようかと思い順番を待つ。
竹さんがあいたので早速相談。
すると、ラッキーなことに先週母島に行っていたらしい。
まず、せっかく行くのなら小富士ではなく乳房山にすべきとのこと。
最近は、朝霧がかかっているが、昼頃には晴れてしまうような天気らしい。
できればガイドを付けたほうが良いとのこと。
あと、父島で乗らない便の出航日翌日が日曜日なので、島のお店事情を聴いてみた。
何せ、島の飲食店は「出航日翌日」に休む店が多く、あとは「日曜日」か「不定休」のどちらか。
特に示し合わせたりはしないそうだが、たいていどこかはやっているらしい。
ちなみに竹さんのところのハートロックカフェは年中無休だそうで、サメバーガーであれば確実に食べられるようだ。

その後は天気も曇りなのでいったん仮眠。夕方に外へ出てみるとちょうど三宅島の横。
でも、いつもに比べてメチャクチャ近い。どうやら、硫黄島参加者へのプレゼントらしい。
すぐに御蔵島も見えてきたが、どちらも上のほうは雲の中。
特に海岸沿いが切り立っている御蔵島は切り取られたような感じ。
そして、集落が島の一部にへばりつくように密集している。
あれが噂の御蔵島かぁ、と見とれてしまった。

その後はコーヒーを飲みながらまったり過ごす。
そういえば、以前宿が同じだった女の子が一人、旅好き過ぎておがさわら丸に就職してしまったのだが、この便では見かけない。
もう辞めてしまったかな?

夕食の時間になって船が揺れてきた。
いつも黒潮を横切るところでは揺れるのだが、今回はそこに梅雨前線がいるらしい。
とりあえず天ぷらうどんで腹を満たし、さっさと寝ることに。
荒れたときほどではないが、何となく揺れがある中うとうとしながら寝付けない。


 7月3日(水) 父島への到着日 & 母島への出航日  

一晩中ウトウト状態かと思ったが、少しは寝られたようだ。
ふと目覚めたときに4時だったので、起きて日の出を見ることに。

日の出は4時41分だったが、雲が多い。
でも、15分前に突然雲が面白い焼け方をする。
一枚板に赤い光が照らされる、そんな表現になる変わった朝焼け。
焼けてるって感じ。
でも、雲が多いのでお楽しみはここまで、日の出頃に出てきた人たちは、残念ながら焼ける感じも見えない。
やっぱり焼けた空は日が昇っていない時間帯に良い表情を見せる。

日をまたぐと海の色が変わる。
少し海を見て、展望ラウンジへ。
まだ営業していないが、好きに入って座れるので、朝食まで待つ。
整理券制なのは出航直後だけらしく、翌朝は比較的余裕がある。
それでも、7時になったとたんに朝飯の行列。
やっぱり700人も乗ると大変だ。

その後いったん寝て、9時ごろに起きてみる。
そろそろ聟島列島のはず。
ガイドの二人も出てきて案内を始めるが、島は見えない。
と思ったら一つ島が見えてきた。
なんと嫁島。もう最後じゃんと思ったら、どんどん霧が晴れてきて、しまいには北の島まで全部見える。
と思っていると、当然父島列島も見えてくる。
いつの間にか、視界良好♪やっぱり、良いことが待っている島だ。

二見湾内は晴れていてとてもきれいだ。
いつものように写真を撮ってみるが、今回は1時間後にははじま丸に乗り換えないといけない。
というか、昨日の揺れで少し遅れているらしく1時間無い。
仕方なく、写真は適当に切り上げて接岸はあきらめ。
中央だけでなく後部からも出られたので、流れのはやい後部から下船。
急いでパパヤの旗の下に行き、桃を手渡す。
そして、ダッシュでははじま丸の乗り場に向かうと、外でお弁当を売っている。
みんな買ってゆくので自分もゲットしてから、乗船券を購入。

待っていると、あのプロの写真家の人が来た。
てっきり硫黄島に行くのかと思っていたが、そうではないらしい。
知らない人たちと集まっている。どうやら旅のお供の方々のようだ。

その後、そこそこ時間があり港で待っているのだが、暑い。
天気が良い証。夏の小笠原の証。
でも、中々乗せてくれないのは何で?
ようやく乗船すると、名前を書いた紙を回収。
船の中は3か所いられる場所があり、1階前方には椅子。
1階後方は土足禁止の雑魚寝スペース(毛布ありっぽい)
2階は後部に椅子があるが、部屋ではなく屋根のあるオープンスペース。
更に3階には小さなスペースと丸テーブルが2個。

2階から船の前方操舵室の真下に行ける構造で、前にコンテナを積むようになっている。
面白いのが、コンテナは上に積み上げるのではなく、船の中にしまう感じ。
上から蓋ができるようになっている。
荒れると、船酔いがすごいといわれているが、たぶんコンテナが波をかぶるからだろう。

この日は視界が良いので、最初からずーっと母島は見えっぱなし。
改めて近づいてみると、あちこち崩れているところが多い。
聟島列島や父島列島ではヤギの食害で草木が根こそぎ食われてしまったところが削れているが、
母島の場合は、そもそも急斜面が崩れている感じ。
父島よりも荒々しい感じだ。

船の前のほうに行ってみると、クレーンを操縦する際に上から見下ろせるように柱が立っているのだが、
そこに横着したカツオドリが留まっている。
船に付いて飛びながらトビウオを狙うのではなく、飛ばずして狙っている。
でも、初動が遅いらしく、飛びながら狙うのに比べて全然間に合っていない感じがなんとも間抜け。
やはり横着はするものではないということか?

そんなこんなで沖港に到着。
宿も多くないため、お出迎えも父島とは全然違う、とってもローカルな感じ。
それでも、そこそこ人は乗っていたので、各宿のお出迎えの周りには人だかり。
私は今回の母島では、アンナビーチ母島ユースホステルを宿に。
すると、なんとあのプロの写真家が同じところに!
もう挨拶せねばと、いよいよ声をかける。
向こうも、なんか見たことあるんだけど・・・という感じだったらしいです。

ちょっと人数が多かったせいか、車に乗り切れなかったので学生一人と、宿のおかみさんと3人で宿まで歩き。
でも、すぐ近くなので、皆さんが降りるときには、もう追いついている。
庭にバナナの木があり、まさに緑の実が成っているところだった。

宿に荷物を置いて、まずは三脚を買ってきた目的の一つ、天の川。
母島では港から20分程度歩いた先にある、ヘリポートの跡地が最もきれいに見えるらしい。
夜明かりがあるのかどうかもわからないので、明るいうちに散歩がてら下見に出かける。

ヘリポート跡地は港から2つ目の丘を越えたすぐの右側。
脇道に曲がるところには「御幸之浜入口」の他に、ちゃんと「母島旧ヘリポート 母島で最も星がきれいなところ」の看板も。
一応奥のヘリポートのところまでチェックしてから、港のほうに戻る。

港の一番奥には小さな小さな砂浜があり、その道路わきにガジュマルとベンチが。
ガジュマルが日陰になっているため、最高ののんびりポイントだ。
砂浜はとても小さいが、ウミガメの足跡がいっぱい。
産卵した卵は、港の入り口付近の砂浜に作られた保護施設に集められて、ふ化まで大切に扱われているようだ。

そのまま、もう一つついでに明日登る予定の乳房山の入り口もチェック。
こちらは意外にも集落の脇にある。
2か所あって、手前は東側ルート。
看板のすぐ裏に、観光協会手作りの看板があり「この先の登山道から登頂することをおすすめします」とのこと。
50m先にもう一つ登山道の入り口がある。
そういえば、おがさわら丸の中で竹さんも時計回りが良いと言っていた。
明日はお勧めに従い、西側から時計回りに決めた。

夕方、ハードに動く前日は飲まないことに決めていたのだが、夕食前においしそうに目の前でビールを飲む人が・・・
そんな誘惑に勝てるわけもなく、宿の外のベランダでビール。
夕方になるとさすがに殺人的な日差しは緩やかになっていて、外の風が気持ちいい。
母島は町中にいても鳥の鳴き声しか聞こえない。
何にもせずにのんびりするのには最高の場所だ。
2泊で帰るのがとてももったいない気がした。

夜は宿で食事。
ボリュームもありつつ、島の物もたくさん。
本音はご飯はいらないからビールが欲しい・・・

あまり寝付けなかった前2日と違って、この夜はぐっすり。

 7月4日(木) 乳房山登頂 & 母島満喫

ここ数日の寝つきの悪さからうってかわって、かなりよく寝られた
朝4時ごろ二人いた学生が出陣。
実は彼らは観光ではなく、生物学の研究目的。
ちゃんと許可を取って研究対象の生物捕獲をしているらしい。
その後、もう一眠りして朝5時半。
日が高くなる前に散歩してみようかと思い、起きだして出陣。
近くに鮫ヶ崎展望台というのがあるらしいので、行ってみることに。
もう起きていた宿のおかみさんに聞くと歩いて10分くらいとのこと。
朝飯前の散歩にちょうどいい感じだ。
宿を出て漁港に出て右へ。なぎさ公園と鮫ヶ崎展望台があるはずだ。
なぎさ公園から上がってゆけるらしいが、手前の道で右に行く看板を最初に発見。
試しに従ってみる。
次の看板は、上矢印とともにこの先500mとのこと。
そのまま道を歩いて坂道をどんどん上ってゆくが、何かおかしい。
10分という感じがしない。
そのうち、戦跡がでてきたり、静沢の森遊歩道なんてのがでてきた。
もう、とっくに10分は越えている。そしてとうとうMAMAYA Cafeの看板。
つまり道を間違ったのだが、これはこれで正解。
とても急坂を上るため、途中の木々の切れ目で景色がすごく良い。
たぶん、展望台よりこっちのほうがきれい。
更に、観光協会でも把握していない、Mamaya Cafeの営業日も確認できた。
私の滞在中は、雨が降らなければ営業中♪これは行かねば。

でも、さすがにこれ以上言っても仕方がないので戻る。
途中の脇道は、静沢の森遊歩道か、フルーツロードだけ。
どこで間違ったのかと思ったら、500mの看板の脇に小さな遊歩道が・・・
遊歩道入口って書いとけや!

遊歩道を歩くと、木々の中、びっくりしたオカヤドカリが転げ落ちる音を聞きながら、すぐに展望台に到着。
ここは港の入り口の小高い丘で、確かに見晴らしがよい。
でも、さっき道を間違ったせいで、朝食までの時間が少ないので、長居はできない。
帰りはなぎさ公園経由で、のんびり帰る。
なぎさ公園の付け根に囲われたスペースがあり、ウミガメの孵化場になっていた。
沖港周辺の浜は非常に狭いので、そこで生んでしまった分をここへもってきているのだと思われる。
そこの海側には海面が囲われたスペースになっていて、たくさんのウミガメが・・・
ここで育った個体なのか?近くに集まってきたカメが変なところで生まないように集められているのか、かな?

その後宿に戻る途中で、鳥を撮っている人と遭遇。
実はさっき道を間違えたときに、唯一の脇道だったフルーツロードで撮っていた人だ。
軽く挨拶すると、気軽に色々教えてくれた。
宿のすぐ横の木なのだが、メジロに交じってメグロも来るのだそうな。
他にもアカポッポも来るっぽい。
更に、港付近の電柱には、ふと見上げるとノスリがいるらしい。
実はネズミを狙っているのだが、港付近は木がないので見つけやすいからよい餌場なのだとか。
とてもためになった。

散歩を終えて朝食。
その後いろいろ準備をして、いよいよ乳房山に出発。
昨日から凍らせておいた500mlの水に加え、ポカリや麦茶などを5本追加の計3L。
ちょっと多めだけど、とにかく暑いし、バックパックを持ってゆくから重さはあまり関係ない。
後は宿で作ってもらった、大きめのおにぎりを3個。
まずは、観光協会へ行き、登頂証に引き換えてもらえるセットを購入。
頂上であることをしてきて、帰りにそれを持ってくれば登頂証がもらえるらしい。
準備は整ったので、昨日下見をしてきた西側ルートの登山口から登頂開始!
の前に、まずは登山口に用意されているお掃除グッズを使って、あちこちきれいに。
靴裏の泥はもちろん、服についているかもしれない植物の種なども落としてから出発。
後ろから来たカップルが何やら興味津々なのだが、二人とも半袖半ズボンにサンダル。
本当に登るつもりか?

登山道は最初はかなり狭く、うっそうとした感じ。
でも、登り始めたと思った直ぐに、目の前でメグロが舞い踊っている。
動きが早くて写真を撮ろうにも全然ピントが合わない。
結局、乳房山登山歓迎のご挨拶を好き勝手にやってから、いなくなってしまった。
なんて、幸先の良いことだ。
更に、近くの葉っぱにカタツムリの貝殻が。おそらく固有種のはずだ。
そうして写真を撮っていると、やっぱり先ほどのカップルが登ってきた。
自分は写真を撮りながらでゆっくりなので、後ろでつかえてしまう。
先に行ってもらうことにした。

道は事前に聞いていた通り、うっそうとしたジャングル。
基本的に直射日光を浴びることは少なく、歩きやすい。
たぶん小富士に行っていたら、灼熱地獄だったかも。

途中に数か所休憩用の屋根付きのベンチがあり、登りは毎回抜かしていったカップルにそこで追いつく感じ。
何度も会うので途中でいろいろ話をしたが、もともと登る用意はしてきていないので、行けるところまで行ってみる
感じだったらしい。
この休憩場所は、すべて木々が切れた見晴らしの良い場所にあり、そこから眺める景色は最高♪
湿度の高い中歩いて登っているのだが、あまり疲れを感じない。

そうやって休憩をはさみつつ登っていると、突然近くの木の枝が揺れる。
再びメグロの襲来だ!ラッキー♪
かなり長くいてくれたのだが、特にうっそうとした場所で暗い。そして速い。
シャッター速度を上げると暗くなり、下げるとぶれてしまいそう。
結局ここではうまく撮れなかった・・・

そんな感じで登ってゆくが、途中一か所だけ木々が切れて開けた場所がある。
やはり日差しは強く、この状態だと登るのは相当きつい。
多少湿度があっても、ジャングルの中のほうが登りやすい。
しかし、しばらく森の中だったので、景色が素晴らしい。
登っている山々の森、遠くに見える海、まさに自然の島だ。

道の途中には、数か所山頂と登山口までの距離が書かれている案内がある。
だいたい中間地点に来たところに巨大なガジュマルが道をふさぐようにそびえている。
立ちはだかるのか?それとも、歓迎しているのか?
自分には、「ようこそ、いらっしゃい」と歓迎しているように感じられた。
道はガジュマルの中を通り抜けてゆく。
とってもジャングル感たっぷりだ。

更に上るとまた木々が揺れる。
今度こそのメグロ。
比較的明るいところに出てくれて、木につかまっているところを見事に捉えた♪
よく見ると、昔おがさわら丸内のガチャガチャで手に入れたメグロと同じようなポーズ♪
そこから少し先に、小鳥の給水所なるものがあった。
脇にたくさん2Lのペットボトルが置いてあって、近くの木に皿が置いてある。
登っている人に水を足してもらうように、お願いの看板があった。
あまりたくさん登っているわけではないようなので、たまに通った人に足してもらうのでちょうどいい感じっぽい。

そこから先は中腹あたり。湿度が高いので、途中はコケが倒木にきれいに生えていたりして、写真を撮りまくり。
コケって、とても雰囲気が良いのは何でだろう?

更に上ると、鉄製のパイプで作られた梯子が。
基本的にはただの道か、木の階段だったのだが、やはり急すぎて木の階段では対応できない箇所があるようだ。
とくに母島は粘土質の赤土なので、ものすごく滑る。
実は登り終わった後で気づいたのだが、このパイプ梯子は西側ルートに数か所あるが、東側ルートにはない。
これが、時計回りで西側ルートから登るのが推奨されている理由の一つだろうと思った。
こういうパイプ製のものは滑りやすいので、下るほうが特に危ない。
色々考えてあるんだなぁと思ってしまった。

そんなことを考えながら登っていると、あと500mの看板。
その先の登山道に、ハート形のコケ発見♪
以前、インスタで見たことがあるやつだ。
父島のハートは高さ250mだけど、こっちは30cmくらいかな?
体は大きいけど、ハートはちっちゃめなお母さんなのでした。

その後も、苔むした良い感じの木の階段を上っていると、あっさり頂上へ。
休憩ポイントで毎回会うカップルがまだ、そこにいた。
木組みの展望台のある側は北東側の切り立った斜面にあり、石門から東崎にかけての大崩湾を一望できる・・・はず。
天気は良いのだが、こちらの斜面側にぶつかる風が霧を生み出してしまっている。
ちょっと見えないので、まずは反対側。
こちらは単に気が切れているだけだが、沖港から南側の小富士・南崎まで一望できる。
その後、少ししてもう一度展望台側を見ると、霧が一瞬晴れてきて、雄大な絶景を堪能することができました。
きれいに晴れていて絶景だ。乳房山にしておいて正解だった♪
下りる前に登頂の証!観光案内所で指示の合った通りにやって、完成。
でも、これって雨の日はできないような気もするんだけど、何とかなるのかな?

ここまでで1時間半ほど。
あんなにゆっくり写真を撮りながら登ったのに・・・まだ10時半。とてもここで昼飯っていう感じがしない。
仕方がないので、下山開始。
看板によると、西側ルートは2.1kmっぽいが、東側ルートはもう少し長めの3.4kmらしい。
東側ルートは開けた場所が多く、真正面に南崎を眺めながら下りられる。
この景色の感じも時計回りが良いといわれる理由だろう。

東側ルートは途中土の上ではなく、脇に木組みの道が作られている場所がある。
どうも、切り立った場所過ぎて土の上に道が作れないようだ。
そういう場所の一角で、人が二人何かしている。
さっきのカップルではなく、ロープを持ってきて何か作業をしているようだ。
通っても大丈夫か聞くとOKとのことだったが、これが後でとんでもない状況だったことを知ることに・・・

どんどん下りてゆくと、途中からは開けた場所は少なく、ジャングルの中。
案内板が3方を向いているのを見つけたが、山頂と登山口以外のもう一方は、
「玉川ダム0.7km 舟木山の滝0.6km」とのこと。
でも、清流とかではないの行っても泥水だしなぁ、と思ってしまったらもう行く気がしない。
そのまま登山口のほうに進むと、戦時中に作られた塹壕後が100mほど登山道の脇に続いているエリア。
機関砲?がそのまま残っていたりして、生々しさを感じた。
その先で、もう一個3方向の看板。こっちは、「剣崎山展望台30m」なので、行ってみることに。
なんと、沖港のすぐ上っぽい感じの場所で、港と集落が一望できる。
東側登山口まで0.8kmなので、ちょっと来るにはよいかもしれない。

もう登山口まで近そうな感じなので一気に降りようかと思ったら、木の枝が揺れた。
なんと目の前の枝に、ハシナガウグイスが飛んできた。
面白いことに、この子は私の目の前でひたすらダンス♪
メグロと同じく小さな鳥なので素早くてなかなか撮るのが難しいのだが、かなり近寄ってバンバン撮れる。
というか、撮れ!って感じ。
小鳥が人を挑発するなんて、母島は侮れない。

その後木の葉にカタツムリを見つけたりしながら行くと、最近整備されたと思われるきれいな石組みの階段が。
もしかしたら、崩れたのかもしれない。
もう相当下りてきた感じがしていて残念な感じがしていたら、いきなり目の前の道で黒いものが動く!
なんと、アカポッポことアカガシラカラスバトが2羽も地面にいる。
しかも、逃げる気配なし。
木々の間の木漏れ日が、首筋のキラキラしたところに当たっている姿がとてもきれい。
普通に出てくるよりもきれいに見える登場にしばし見とれてしまったのでした。

その後はちょっと歩いたら直ぐに登山口。
下山は2時間でトータル3時間半。まだお昼過ぎなのでした。

これではおにぎり持ってゆかなくても良かったなぁと思いながら、食べる場所を探しつつ港のほうへ。
沖港の奥の砂浜前にガジュマルが良い日陰になっている場所があり、人がいなかったのでそこでランチ。
しばし、のんびりな時間をデザート代わりに堪能。

でも、まだ時間がありまくり。
とりあえず登頂証をもらいに観光協会へ。
なにやら鳥の報告をしている人がいた。
聞いてみると、アカポッポを見た場所と時間を観光協会が記録しているらしい。
さっき見てきたので、撮影時間をチェックし、場所を報告。
お礼に母島の鳥が一覧になったポストカードをくれた♪

更にあまりに時間があるので、一気にMAMAYA Cafeへ。
昼過ぎの炎天下の直射日光の中歩くのは結構大変。
そして、行って分かったのだが、看板から先にまだ延々下りてゆかないといけない。
じつは看板の上のほうに、ここから400m・・・炎天下なのに・・・
途中でカカオ農園が2か所あった。後で聞いた話だとまだ試験農園らしい。
コーヒーと同じく、いつか国産チョコレートを目指しているのかな?

畑の間の道を延々と歩くとようやく小さな看板が。
どうやらこの右にお店があるらしい。
道の脇に可愛い車が一台停まっていて、そのバンがお店。
車の奥に、木造の日よけと座席がある。
そう、来るときのははじま丸から見た崖の上にポツンと立っていた建物だ。
とても景色が良い!
が、まずは注文。
食べ物はほとんどなく、ほぼ飲み物。
アルコールも少なく、基本はソフトドリンク。
島レモンジュースを物を注文する。
眺めの良い、日陰の席でとてもまったり。
食べ物を持ってきて、一日中ここでまったりしていたい。そんな場所だ。
そんな感じでまったりしていると、船の汽笛。
ははじま丸が出航の時間だったらしく、目の前を通り過ぎてゆく。
そんな感じですぐに飲んでしまい、もう一杯別の島レモンを使った島レモンフローズンを注文。
お店の閉店時間が結構早く、3時にはラストオーダー?
まったりしたいけど、結構忙しい。

遅くなると宿の洗濯機の争奪戦になるので、閉店時間も頃合いなので宿に戻る。
でも、看板のところまで炎天下の中、畑道を上ってゆかないと帰れない。
そこからは下りなので割と楽ちん。
宿に戻ったら、汗だくなのでシャワー&洗濯。そしてすかさずビール♪
今日はたっぷり虫よけスプレーしてから、外で気持ちよく飲む。
天気が良い。
昨日行くつもりだった星空撮影は、今日は完璧っぽい。
そんなことを思っていると、突然の防災放送。
なんと、乳房山の東側で大規模崩落のため、東側がこれから通行止めだというのだ。
今日通ってきたばかりなのに。
頂上を過ぎた東側にいた作業員は状況を見ながら通行止めにしていた人たちだったらしい。
あの後何人登り始めたのだろうか?
もしかしたら、あそこを通った最後の観光客は自分だったかもしれないと思うと、かなりびっくり。

夜は6時に夕食。
島の物を含め、美味しいし、ボリュームたっぷりだし。
ご飯より、これで酒を飲みまくりたいくらいだ。
でも、そんなわけにもゆかず、早めに食べて星空のスタンバイ。
プロの写真家さん達は車でヘリポート跡地に行くらしいが、自分は歩き。
20分はタイムラグがあるので、急いで出る。
前日に下見をしていたので、迷うことはなく一番乗り♪
カメラをセットしていると、ほどなくして皆さん到着。
ユースに泊まっていた他の人も、個別に来ていつの間にか人でいっぱい。

ここで失敗したのが、初めて使うモードを試さずにいきなり使おうとしたことだった。
なぜか写らない。結局、教えてもらったのだが、何とも情けない話だ。
でも、とにかく最高の条件。
新月で雲がない。
天の川がばっちりで、もう延々撮りまくり。
帰りも満点の星空の中、のんびり歩いてきたのでした♪

宿でビールを飲みながら、写真をチェック。
PCの大きな画面で見てどうなっているか、ちょっとドキドキだけどいいのが取れているに違いない!

 7月5日(金) 母島出航&父島入港

さすがに昨日は疲れたので、朝早く起きるのはやめにしてゆっくり。
朝7時になったので起きて、そのまま朝食。
荷物は宿においておけるが、バックパックに入れてベッドは空けないといけない。
プロの写真家さんはこの日分かれていた宿が一緒になるらしく、朝荷物をまとめていた。
階段をおろせないのでお手伝いして、お見送り。
自分の分も入口まで降ろしておく。
今日は硫黄島のバズーカ組が大量に押し寄せてくるらしい。
彼らは鳥目当てなので、父島ではなく母島を目指す人が多いらしい。

そして自分も母島の最終日を堪能すべく出発。
この日は昨夜の満点の星空の続きで快晴!日差しが痛い。
初日に会った人が言っていた鍾乳洞があるらしいので、観光協会へ。

本当はドアにカギがかかっているらしいのだが、壊れているので勝手に入れるとのこと。
ただし、とても狭いのでヘルメットを貸してくれる。
鍾乳洞というか、小さな洞窟に少しだけ鍾乳石があるって感じらしい。
歩いて5分の清見寺の裏にある。
中は確かにメチャクチャ狭い。
頭をぶつける前提で進むが、ガジュマルの根が邪魔。
そして、確かに小さな洞窟に鍾乳石があるって感じ。15分で終了。

仕方がないので観光協会へ戻る。
すると、何やら話をしている人たちが。
どうやら乳房山の通行止めの話らしい。
観光協会の人が写真を持っていたが、登山道の下側が大崩落していたらしい。
それも、昨日ではなく数日前。
その時登っていた人が、慌てて山頂に引き返したらしいなんて話を聞いた。
なんてことだ。当分無理じゃないかっていう話らしい。

そうしているうちに、ははじま丸の入港時間。
そういえば、以前インスタでおが丸が二見公前で回転しているときに港にまっすくになっている写真を挙げている人がいた。
面白いので、父母両方でやってみることにした。
まずは目の前のははじま丸。
きれいに撮れた♪
船にはたくさんの人とバズーカ・・・
戦闘員が多数到着した模様。

それでもまだ時間があるので、もう一度MAMAYA Cafeだ。
でも、さすがに暑いので、とちゅうは道路脇にある静沢の森を通ってゆくことに。
宿の裏手当たりの急坂を上ったあたりで脇に入り口がある。
入ると木々に囲まれたジャングルの中。
乳房山のように山ではないので坂はなく、日差しもさえぎられて快適♪
一度道路に出て、再度森に入る。
終点になり道路に出てくると、そこはMAMAYA Cafeの看板のところ。
後は下ってゆけば、到着♪

昨日来てるので、また来たね♪って感じの対応。
昨日は島レモンだったが、今日はグァバジュースがあったので注文。
やっぱり南国のフルーツがいい♪
眺めもいい♪
日陰は涼しい♪

でも、早めに下りて昼食にしないと、ただでさえ店の少ない母島で、大量に押し寄せているバズーカ組に負けてしまう。
しばし快適な時間を過ごした後で、お別れ。
いつも買っているママヤのレモンジャムが置いてあるが、母島限定の大瓶もある。
でも、重いのでここでは買ってゆけない。
いつも買ってるよーとか、本当は一日ここで過ごしたいーとか、でも今日出るとか、世間話をしてから出発。
いったん宿に戻り、冷蔵庫に入れっぱなしの水を取ってきてから昼食に出発。
のまえに、宿のおかみさんに聞いてみると、母島の人は「大漁寿司のカツ丼」と言っていたので早速向かう。
大漁寿司は乳房山に行く途中の脇道に入ってすぐ。
ぼろぼろの暖簾だが、やっている模様。
11時半だが、席はそれなりにあいていてカウンターに座ってカツ丼を注文。
分厚いロース肉にパン粉を付けて揚げ始める。上げた手が出てくるようだ。
と思っているとバズーカな人たちが集団で来店。やはり危なかった。
カツ丼はとても美味しく、普通に内地でも美味しいお店といわれて不思議はない。
夜は事実上の居酒屋らしいので、一回来れたらよかったのにとも思う。
宿の食事は美味しかったけど、飲みながらつまむ感じではなかったから、地の物で酒もいってみたい。
やっぱり、2泊では短いと感じた。

おなか一杯で、まだ少しだけ時間があるので、昨日お昼を食べた港脇のガジュマルの下で、しばらくぼーっと海を眺める。
心地よい時間だ。一日中こうしていたい静かな時間。
その後、なぎさ公園まで少し歩いてきれいな海を少し見て、宿に荷物を取りに戻る。
宿の人にあいさつをして、待合所へ。
もうだいぶ人がいて、チケットを買って待っていると観光協会の人が、お土産売り場を出してきた。
せっかくなのでTシャツを1枚買い、時間になったので船へ。
午前の便で来て日帰りのバズーカ組もいるので、そこそこの人数。
お見送りには、宿の主人と、プロのカメラマンとそのお客さんの二人の姿も。お先に父島で待ってます♪

船に乗って出航を待っていると、特別なお見送り。
一人の人がバケツに入れた水で港に絵を描き始めた。
インスタでも見たことがあるが、毎回絵柄が違うらしい。
今日は向かい合う2羽のメグロを大きなハートで囲った絵柄。
水だけで、しかも巨大な絵をよくあんなにきれいに描けるものだと思う。
ひとしきり書き終わったら、今度は竹の太鼓でリズムを刻みお見送り♪
父島ほど大勢ではないが、母島ならではののんびりした、手作り感満載の温かいお見送り。

船が出ると、観光協会の人達は手に持てるサイズの、ザトウ登りを持ってお見送り。
これもまた、あったいお見送り。
船が港を出ると右に曲がって北上。と、MAMAYA Cafeが見える。
向こうからは見えないと思うが、思いっきり手を振る。ありがとー♪

更にツアー船と思われる船の上で二人の人が追加のお見送り♪
ずーと手を振っていてくれました。


天気が良く凪なので、船は全く揺れることもなくすんなり父島へ。
残念ながら、途中でイルカが出てくれることはありませんでした。

港に着くと、父島の定宿PAPAYAの社長がお出迎えに来てくれていました。
と、社長がだれか見たことがある人と喋ってる、と思ったらなんと歌姫のokeiさんでした。
PAPAYAの社長は昔から島にいる人だから、いろんな知り合いがいるんだなぁと思ってしまいました。

社長の車で宿へ部屋は2階で、相部屋は去年も会った30年くらい通っている超常連の人と、若いプロのカメラマンと、もう一人。
まだ満員になる時期ではないらしい。
夕方、PAPAYAの社長がウェザーステーションに連れて行ってくれるということで、急いで早めの夕食とシャワー。
何せ出航日前日なのでお店は入れないこともある。
居酒屋のCHARというところに行ってみたが、やはり19:00から予約でいっぱいとのこと。
でも、急いで食べたいのだと伝えるとOK。酒は飲まず、急いで出せそうな丼ものを食べて出る。
そして、急いで宿に戻ってきて、カメラを持って出発!
ウエザーステーションはやっぱり車が楽だ。そういえば、初めて父島に来た時に一回炎天下の中を歩いて登ったのを思い出した。

展望台にはすでにたくさんの人が。島民が多いようだ。
みんな夕日が好きみたいだ。
ここでぐりーんふらっしゅ!と行きたいことろだが、残念ながら雲が多くてちょっと焼けただけで終わり。
でも、風が気持ちいい夕暮れ時を過ごすことができた。

 7月6日(土) 午前半日ツアー & おが丸出港日 

朝は目覚ましよりも早めに目が覚める。
とてもよく寝られた。
体調は良いが、一昨日登った乳房山の筋肉痛が。やはり年だなぁ。
6時になったら、下に降りておかみさんにご挨拶がてら紅茶を頂く。
おしゃべりしながら7時になったので、朝食の羽衣へ。
今回は夕日の写真を狙うために夕食はつけていない。
朝も社長がウェザーに行っているらしいので、明日の朝食はお弁当にしてもらうことにした。

朝食後、今日は海のツアーなので、早速準備。
トビウオ桟橋ではなく青灯に集合らしいので、迎えではなく歩いてゆくことにしていた。
今回はMis.PAPAYAがなくなってしまったので、Mis.PAPAYAで最後船長をやっていた人の船Ocean Magicに予約した。
港に着くと船はいたが、船長は車でお迎えに行っているようだった。
青灯にはほかにもたくさん船がいて、最近はこちらからツアーに出るのが多くなっているようだ。
やがて船長が来て、乗船名簿に記入してツアー開始。

この日は未経験者が多かったため、目の前の赤灯前の枝サンゴのところで練習から開始。
水温が気になっていたが、入るとあったかい♪夏の海だ!
相変わらずの広大な枝サンゴ。船から少し離れたところにウミガメがたくさん待機中。
産卵のチャンスをうかがっているようだ。

その後はすぐにイルカの下へ。
実は朝ガイドさんがウェザーステーションからイルカを見つけていたそうで、それがわかっているから練習したらしい。
イルカは二見湾を出たすぐのところにいて、早速ドルフィンスイム♪
なぜかほかの船がいない。もう、遊んだ後か?
水温も高いし透明度もまずまず。
イルカは南ハンドウイルカで、10頭以上の大きな群れ。
人とは絡んでくれずにイルカ同士で遊びまくっている。
一回少し潜ったら一頭が突っ込んできたが、自分の泳力的にあれにはついてゆけない。
それでも初日からばっちり見えるし、見ていて飽きないし。最高だ!

次いで急ぎ南島へ。今日は出航日の午前半日ツアーなので時間がない。
南島は結構船が多くサメ池には船が7隻もいる。
南島上陸後は混雑している東尾根はスルーして、いきなり扇池に。
マイマイの半化石を見たら急いで戻る。
ちょうど東尾根から1グループ下りてきたところだったので、タイミングよく登る。
天気が良いので東尾根からの眺めは最高だ。
ここからの景色は、天気が良ければ小笠原の様々な青を楽しめる。
そうこうしていると次のグループが登ってきたので、入れ替わりで降りる。
船に戻ってサメ池内のカツオドリの雛を見たりしてから、イルカを探して北上。
見つからなかったので終了。
半日のツアーとしては、ほぼ完ぺきな内容だった。
ただ、あちこちフィンずれしてしまったので、靴下を買ってこないといけない状況。
毎回フィンずれに悩まされる。

宿に帰って急いでシャワー。お昼ご飯は、PAPAYA前の海遊でチャーハンと餃子。
自分のすぐ後でツアーで一緒になった女の子と、その友達が来て相席に。
やっぱり島はせまいなぁ。

昼食後洗濯物を干してから、お見送りのために港へ。
青灯前にはたくさんの船。
お見送りダイブする船はおがさわら丸出航前に人を乗せてスタンバイしているのがほとんどだ。
その中に、午前中に乗ったOceanMagicの船がいたので、乗せてもらうことに。
やがておがさわら丸がゆっくりと港を離れ、お見送りの船が一斉に追いかける。
OceanMagicはMis.PAPAYAのときと同じで一番遠くを走ってゆく。
やがて、最後の飛び込みが終わって、小笠原観光のドリーム号がお見送りを始めたころに、船長から
「本気出すからつかまっててー」の指示。
波が出てきているのか、かなり揺れる状況の中で全速でおがさわら丸を追いかける。
さすがにダイブはしないのだが、延々西島までのお見送りでした。

港に戻った後で、行ったことがない大神山へ。
まずは神社まで登って参拝。今までも感謝とこれからのお祈りと。
そして、神社の先にある展望台に登ってみる。
展望台からは港が一望できる素晴らし眺め。
日よけがないので長くはいられないが、まだまだ来たことのない場所があることを実感した。

下りたところは町中なので、ついでに靴下を買った。
そういえば薬局に水着やシュノーケルセットが売っていたのを思い出して、念のため薬局に行ってみる。
案の定マリンブーツも売っていたので、水に強そうな大きめの絆創膏と一緒に買ってみた。
後は生協で帰りの荷物を送るための段ボールを入手して宿に戻ると、今日もウエザーステーションに連れて行ってくれるらしい。
今日も島の人でいっぱい。昨日母島でお見送りをしてくれたプロの写真家さんと、そのお客さんも来ていた。
水平線上には雲があって、焼けはしたのだがグリーンフラッシュは拝めず。
中々見られない現象だから仕方がない。

夜は閉めている店も多かったが、イタリアンの店がやっていたので試しに入ってみる。
白ワインのボトルを一本頼み、カメの生ハム、カメの煮込みの洋風アレンジ版、穴タコのアヒージョ。
美味しかったが、島もだんだん変わってきたなぁという感じがした。
宿に帰ってから、しばらくベランダで海風を堪能しながらのんびり過ごして、寝る。

 7月7日(日) おがまる出航日翌日ののんびりした島 

朝起きて、いつものように下に降りて、紅茶を飲みながらおかみさんとおしゃべり
今日は朝食をお弁当にしてもらっていたので、7時になるとお弁当を取りに行くつもりだったが、おかみさんがさっさと取りに行ってくれる。
そして、社長の車でウエザーステーションへ。
ウエザーステーションは西側なので朝日とは逆方向だが、朝の海が一望できる。
その後は、社長が毎朝夕にウエザーステーションに来ていた真の理由、アノールハンティングだ。
父島ではグリーンアノール対策で1匹100円くらいで引き取ってくれるようになったらしく、アノールハントをしている人が何人かいるそう。
社長は土に還るBB弾を撃つと空気銃でハント。結構威力が強く、撃つと手に反動がかなり来る。
おかみさんはハエたたき。実はおかみさんのほうが狩りの成功率は高いようだ。
朝は日を浴びて体温を上げているようで、目立つところに結構出てきている。それを社長たちは狙っているようだ。
この日は4匹。全部おかみさんだった。

宿に戻ってくると、向かいの公園で何やら設営。
どうも、お昼は子供の水泳大会が前浜であり、夜にはフラダンスのイベントがあるようだ。
子供が海で泳いで、お昼はビニールシートを敷いて講演でご飯を食べ、出航中ならではののんびりした島の一日だ。

自分も今日は何をするわけでもなくぼーっと一日を過ごす。
お昼になったので、行きの船で聞いていたハートロックカフェにいってカジキカレーを注文。
その後は、宿に戻って2階のテラスでのんびり、まったり。
夕方になってダンス大会が始まる。
いかにも村祭りっていう感じで、手作り感満載。
広場にビニールシートを敷いて、家族や友人が出るのを見て盛り上がる。

島の女性はかなりの人がフラダンスをやっているらしく、たくさんのグループが出場。
最初のほうは、ちびっ子たちのグループで小学校2年生以下なのだそうな。
もしかして、女の子は全員やっているのではないのかと思うほどだ。

今日も夕方に社長がウエザーステーションに行くらしいので、お祭りは中断して向かう。
相変わらずグリーンフラッシュには出会えない。
雲が多くなってきている。どうも梅雨前線が本州から、沖縄小笠原の緯度まで一気に下りてくるらしい。
これも天気図上に高気圧がいないから。うーん残念。というか異常気象だ。

夕食を探すが、出航日翌日の日曜日、さらに島のイベントが重なってあいている店がほとんどない。
祭り終了後に開店とか、お祭りに屋台出してますとかで、結局お祭りの出店で少し食べてから、佐藤商店で冷凍食品のパスタを買ってきて夕食。
電子レンジがあるので、意外に冷凍食品が便利だ。

 7月8日(月) おがまる出航日翌日&のんびりツアー 

朝起きて、今日一緒にツアーに行く相部屋の人が海を見てきたのを聞いたが、ツアー中止になるかもと言っていた。
半年くらい前にも乗ったことがあるらしく、似たような感じで中止になったことがあるのだそう。
去年までのMis.PAPAYAなら中止を疑うほどではないが、船の大きさが利いているのだと思う。

いつものように紅茶&おかみさんとのおしゃべり。そして、朝食。
特に連絡が入らないので、決行とみて準備を開始。案の定ツアーは開催。
今日は、島の人が半分という、いかにもおがさわら丸出航中のツアーっぽかった。
やはり西風が強く、二見湾を出ると大揺れ。
そのまま東側に回ってみると、島影で無風。
日差しもなく曇っているので、本当にのんびりという言葉が似あうツアー。
とりあえず北上してみるが、全然何も出ない。
生き物の気配がほとんどしない感じで、トビウオとカツオドリくらいしか目にしない。
結局孫島あたりまでいって戻ってくる。

戻ってくる途中も何にもいる感じはなく、ひたすらのんびり。
兄島のブラボー湾でお昼ご飯。
島の人が釣りの道具を持ってきていたので、釣りを開始するとアカバが2匹同時ヒットというすごいことに。

その後は、今年マンタの出現率が高い辰巳湾まで南下してみる。
日差しがないのと水が濁っているのとでとても見にくい。
何とか見つけたものの、真下にいるはずなのにぼんやりしか見えないほど。

その後は辰巳湾の外にあるゾウの形をした島にあるマグロ穴でシュノーケル。
船に戻ったら、船ごとマグロ穴を通過して、今日のツアーは終了。
とっても、のんびりな一日でした。

夕方はまたしてもウエザーステーションに。今日は一応夕日が水平線に落ちる姿を見れたが、
薄雲の向こうに透けて見える感じだったのでグリーンフラッシュはやはりおあずけ。

夜はCHARで島の刺身や月下美人の花の天ぷらなど、島の物をおいしくいただく。
かえって宿の前でプロの写真家さんと会ったので話をしていると、母島で一緒だった生徒さんの一人が来たので3人でしばらくおしゃべり。
突然雨が降ってきたのでお開きにして寝る。

 7月9日(火) おがまる入航日&工房見学&午後半日ツアー 

朝から雨。でも、長続きはせずに朝食にはやんでしまう。
朝食後に、軽く海を見に行って、ふと雨上がりの濡れた木々の写真を撮ってみようかと思い歩いてウエザーステーションに向かう。
ずーっと一緒のプロの写真家さんに触発されてしまったのだろうか?

晴れてきているがまだ木々は濡れており、雫を纏った木の葉がとてもきれい。
そんな写真を撮りながら登ると、今日もアノールハントに登っていた社長の車とすれ違い。
そのまま、登ると道端に一匹のカタツムリ。固有種のカタツムリと思われる普通のカタツムリ。
ニューギニアヤリガタリクウズムシにやられずに頑張れ!と、ちょっと嬉しくなった。

ウエザーステーションではまだ曇りだったが、海は凪。
海は良くなってきているようだ。

下りてきてから農協へ行きパッションフルーツを見てくるが、一袋しか売っていない。
もう時期的に終わりなんだそうで、この後入荷するかどうかはわからないとのこと。
次にお土産屋に行くが、いつもたくさん買ってゆくママヤのレモンジャムが一つもない。
値札だけあるので聞いてみると、硫黄島のバズーカ組はよく来ているため知っていて、毎回買いあさってゆくのだそうな。
なんと迷惑な。次の出航日までには入荷すると思うとのことなので、後日チェックすることにした。
この買い物の最中に、昨日のツアーで一緒だった人二人と会った。
一人は今日母島に向かうらしい。
もう一人が、島の元図工の先生と連絡を取っているらしく、今日工房を見せてもらうとのこと。
自分も後日暇があれば行ってみようかと思っていた。

宿に戻ると後ろから声をかけられる。
元図工の先生が、さっきの人を迎えに行くところだったらしい。
工房を見て、お昼をウエザーステーションで食べるらしいので、一緒に行くことにした。
まずは工房に行き見せてもらうと新作が出ていた。
8月に国立で個展があるので、その製作で忙しかったらしい。
さすがに暑いのでエアコンを入れたとのことだったが、木の粉が舞う工房で作業するのは大変そう。
その後、お弁当屋でお弁当を買って、ウエザーステーションでお昼。
工房を見に行ったくらいから晴れてきていて、日陰のウエザーステーションでのお昼は気持ちいい。
他にも島の人が数人来ていた。
一緒に行った人が午後の海のツアーを入れているとのことで、下りてきて解散。

天気も良く海も凪。
明日の天気はまたよくないようなので、今日の半日は良いかもしれない。
ということで、電話してみるとあいているとのことで急遽午後は海のツアー。
相部屋の人はすべての日に入れているらしく、他には今日来た一人の合わせて3人のみ。

まずは急いで南島方向へ船を走らせるが、船長の知り合いの船から連絡があり、南島瀬戸にいるかがいるらしい。
かなりサメ池に近いほうに船が数隻。
ミナミハンドウイルカが15頭のんびり寝ながら泳いでいた。
ギリギリ白砂というくらいではあったが、岩のところでも水深が浅いのでよく見える。

そして急いで南島へ。
急いでいたわけは潮が引き始めているらしく、サメ池から出られなくなる恐れがあるため。
東尾根か扇池かどちらかしか行けないので、今日来た人に委ねて東尾根に。
天気が良く凪の時はやはりここに登るのが正解。
短い時間ではあるが満喫して下りる。

その後またも二択。
海中公園でシュノーケルか、マンタを探すか。
今日来た人は実はダイバーさんらしく、迷わずマンタ。これが大当たり!
辰巳湾は濁りもとれていて凪。
マンタが良く見える。

全部で3枚見つけて泳いだが、最後の1枚はもぐることもせずわざと我々が追いつけるようにゆっくり泳ぐ。
たまにこちらを見ていたから、わざとやっているのは間違いないようだ。
結局15分泳いでいたらしく、疲れてへとへと。
でも、こういうへとへとは良い。

夕方、恒例のウエザーステーションに行く。
雲が多かったが、夕日が沈む方向だけ雲が切れていて、きれいに空が焼けるのが見えた。
夕日が海に光の道を作る。
最高の一日だった。

 7月10日(水) 一日ツアー 

朝5時ごろものすごい雨の音で起きる。
スコールだ。窓の外を見ると風はなく、ひたすらものすごい雨。
早朝ウエザーステーションに行っていたプロの写真家さんが、迫ってくる雨の光景が初めて見るものすごい光景だったと話していた。
雨が降っている箇所だけ、海面が盛り上がっているように見えたのだそうな。恐らく、相当すごい光景だったのだろう。
雨は6時までには上がってしまい、いつもの朝。
下で紅茶とおかみさんとで朝食までの時間を過ごし、朝食を食べたら急いでツアーの準備。

今日は船は満員。ツアー開始時は厚い雲。
乗っている船は日よけが少ないので、この時期は日差しがないほうが助かるのだが、景色はやはり強い光があったほうがきれい。
難しいところだ。
二見湾を出るとやはり波。
昨日の凪はどこに行ってしまったのかという感じで、日々目まぐるしく天気が変わる。
本来安定している時期なので、異常気象を感じる。

まず最初は南島へ。特に何も見つからないので、そのまま上陸。
南島に向かっている途中に、なぜか厚い雲の一角だけ丸く青空が覗いている。
と思っていたら、南島上陸中になぜかその青空部分が我々の上に。
一番最後に入ったので、最初のほうに入った人たちは天気が良くなかったろうと思うが、我々には日差し!
扇池、東尾根と最高の景色を堪能。

最後に入ったため時間的にお昼になってしまったため、船に戻ってからサメ池の中でランチ。
他の船もいないので、サメ池で少し泳いでから午後のスタート。
本来ならマッコウクジラを狙うのだろうが、今日は荒れていてやはりダメ。
そこで、昨日マンタが出たところにもう一回行ってみるが、朝の豪雨で水が濁っている。
更に、上層の海水濃度が下がっているとのことで、マンタは浮いてこないだろうとのこと。
また、日差しもなくなっていて暗い感じ。
実際、探しても全然見えない。

あきらめてそのまま北上して、今回初のキャベツビーチへ。
キャベツビーチに着くと、どういうわけだか晴れてきた。
強い日差しが戻ってきた!ラッキーだ!
ここはきれいなサンゴがたくさんあるが、強い日差しが入り込んだ時に一番きれいに見える。
途中は暑くなく、ポイントでは晴れる最高の状態だ。
ちょうど潮が入ってきていて流れがある。
流れの中をサンゴが顔を出してプランクトンを捕食しているのがとてもきれいだったので、潜って写真を撮りまくり。

その後まだ少し時間があったのだが、ほかの船から弟島のほうでイルカがいたとのことで向かってみる。
でも、結局見つけられずに時間になったので終了。
イルカは出なかったが、まずまずのツアーとなった。

夜はふくちゃんで飲んでから、レモンが出ていたのを見つけたので何かレモンのお酒と思ってバーのCREYONへ。
宿に帰る途中で、昨日来た同じ宿の女の子が一人で歩いていたので声をかけると、ちょっと飲みたいとのこと。
お付き合いすることにして、3件目で茶里亭で島レモンのお酒を飲んで帰る。

レモンはこの時期から出るのは初めて知った。
美味しかった。

 7月11日(木) 島内観光 

またも、朝5時ごろものすごい雨の音で起きる。
6時くらいにはやんでしまうのだが、何かこの謎の周期は何なんだろう?

もう海のツアーは入れておらず、今日は島を散策する予定。
でも、天気が良くないのが気になる。
朝食の帰りがてらバスをチェックすると、9:40発の小湊行きのバスがあるので、それで行ってみることにした。
港のあたりは薄日が差している感じだが、山のほうは雲の中。
念のため、乳房山用に持ってきたウィンドブレーカーやビニール袋をたくさん持って出かける。

バスに乗ってゆくと、扇浦海岸あたりで雨がぽつぽつ。
その後左に曲がり、亜熱帯農業センターのあたりで全開の大雨。
小湊についても同様で、ツアーできている人たちは傘を差しながら観光。
中山峠方向への登山道があり、一緒に乗ってきた人が気合で向かったが、前のバスで来た人なのか登るのを躊躇している人もいた。
とりあえず自分も降りて、少し海岸のほうに歩いてみたが、雨が強くなってきていてウィンドブレーカーでは無理。
本当は、中山峠までいってから、歩いてゆっくり戻ってくる予定だったのだが、そんな状況ではない。

乗ってきたバスがまだ居たので飛び乗る。
一緒に乗ってきた中山峠方向に向かおうとしたカップルも飛び乗ってくる。

乗るときにどこまで行くのか聞かれるので、最初は役場までといったのだが、来るときに扇浦は雨が弱かったのを思い出して変更。
案の定、扇浦はぽつぽつ程度だったので、降りる。
たぶん山に入ると雲の中で、手前の海岸あたりはギリギリ雲の外のようだ。

のんびり歩いて写真を撮る。
雨でぬれているので、雫や鬱蒼とした雰囲気の写真を撮る。
オートだと鬱蒼とした森の感じが出ないので、あえて露出をアンダーにしてみたり、色々工夫してみた。
うーん。やっぱり触発されているのは間違いなさそう。

途中、上空高くにノスリの姿が。
母島では見れなかったので、ちょっと嬉しいが、遠すぎて小さい。
でも、ノスリとわかるシルエットと飛び方だ。

自分はのんびり歩いてゆくが、海はどこもドロドロ。
雨で赤土が落ちているらしく、扇浦でカヤックをやっている人たちは泥水の中に突っ込んでゆく感じ。
今日は、特に落ちたくない感が強かった。
沈船のある境港で海岸に降りようかと思って途中まで下りてみたが、途中で見えた海がやはり泥水。
結構高低差があるので、これ以上行って残念な思いをするくらいなら、やめようと思い引き返す。

その後も海沿いを歩いてトビウオ桟橋まで来たときに、後ろにいた子連れの母親が、いきなり「雨が来るよー走ってー」と叫ぶ。
ふと前を見ると、地面を叩く雨のエリアが一気に近づいてくる。
桟橋に逃げ場はなく、急いでウィンドブレーカーを出してカメラを守る。
その先に宿のほうへショートカットするトンネルがあるので、そこに一時避難。
でも、まったくやむ様子はないし、もうどうせずぶ濡れなので、そのまま進んで宿に戻る。
なんだかスコールに会いに行ったような散歩になってしまった。

明日帰るのに濡れたものを持っていたくないので、急いでシャワーを浴びて洗濯。
ズボンの替えなんて持っていないが、泳ぐ用のパンツが丘サーファーでもOKな感じの物なので、それを履いてごまかす。
助かった。
洗濯の間にちょうど昼飯の時間だったので、宿の向かいの海遊へ。
何かで取り上げられて有名になってしまったらしく、最近は夜はやっていないっぽい。
有名になったアカバラーメンを注文してみると、結構大きなアカバの身が入っている。
まずは別皿にアカバの身を移して、先にラーメンを食べるとよいとのこと。
確かに、アカバの身に気を取られていたら麺がのびちゃうし。
スープはアカバから出た出汁が利いていてものすごくおいしい。というか、内地でやったら幾らになるかわからないような高級魚だし。
それが1000円なのだから、これはお得だ。
最後に身をスープの中に戻して、スープに浸しながら身を食べる。やはりうまい。
夏だけど、寒い思いをしたから余計に温かいラーメンがうまい。
普段ならものすごく混んでいるようなのだが、何せ大雨でなかなか来れないらしい。
ぽつりぽつり入ってくるだけで、待ちができるような感じではない。
せわしなくする必要もなく、のんびりラーメンを堪能できた。

昼食後洗濯が終わっているので室内に干して、だらだら。
缶チューハイを買ってきて、のんびりだらだらしていると、いつの間にか雨はやむ。
もう降らなそうなので、ちょっと散歩してみると、インスタでたまに見ていたマーメードカフェの車が来て店を開けていた。
せっかくなので軽く話をしながら、大人のレモンサワーを注文し、前浜の脇の木のデッキのところで海を見ながらまったり。
そういえば、前浜は砂浜なのと湾口にちかいからか、なぜか泥水ではない。
気分よく飲みながら、まったりとした時間を過ごす。

夜は丸丈へ。
出航日前日は混むかと思っていたが、まだ500人くらいしか乗っていない便なので、混むこともなし。
今日は、島の物で、タコ刺し、パパイヤの酢の物、鰆の煮物、タコのから揚げをキンキンに冷えたビールでいただく。
美味しかった♪

 7月12日(金) 父島最終日 

朝5時ごろ目が覚めたので、産卵後のカメがまだ居ないか前浜に出てみる。
昨日の雨で二見湾内は濁りがきつい泥水状態だったせいか、一匹も上がった形跡がない。

朝はいつものとおり、紅茶とおかみさんと、最後の朝飯でスタート。
段ボールにいらない荷物を詰めて、郵便局へ持ってゆく。

これでやらないといけないことは全部完了。
半日のんびり過ごすかな?と思ったら社長が、今日も行くか?との誘い。
いつも朝夕にウエザーステーションに行っていたが、今日は夜明け山道路のほうに向かうとのこと。
出る前におかみさんからお願いされて、お供え物を置いてきてほしいという大役を受けた。
昔パパヤに来ていた人で、戦時中に仲間7人のうち一人だけ生き残った人が、仲間を埋めた場所を探しに来ていたそうだ。
結局見つかりはしなかったそうなのだが、7人の名前が刻まれた墓石が道端にあって、たまにお参りをしているのだそう。
お水とお供え物のチョコレートを渡されて、出発。
トビウオ桟橋の少し先で山のほうに向かうルートがあり、そこから急坂を上ってゆく。
ちょうどタコノキに花が咲いていて、初めて見る大きな花だった。

坂道の途中で車を止めると、道端に誰にも気づかれないような小さな墓標があった。
そこには縦書きで7人の名前が刻まれており、一人一人の名前の前にひとつづつお供え物を置き、石に水をかけて手を合わせる。
ここは戦争の舞台だった島であることを、改めて思い起こさせる。
こういう経験も今まではなかったので、とても貴重な旅になった。

その後は、長崎展望台、初音浦展望台、中央山など何カ所かのポイントで降りてアノール探し。
結局自分は狩ることができなかった。
更に残念だったのが、カメラを持ってきていなかったことだ。
始めてくる場所ばかりだったので、撮っておきたいところだった。
車は夜明山道路を一周して、途中サンクチュアリのフェンスが延々続いている場所の横を始めて通り、小湊側から回って帰ってきた。
初めて尽くしでとても楽しかった。
これって、結局パパヤのツアーだったのではないかと思う。

戻ってお昼はハートロックカフェでサメバーガー&父島産のコーヒー。
まだ時間があるので、水産試験場、ビジターセンターを回って時間をつぶして14時になったので宿を出発。
港について待っている間に気づいたのだが、着発便と普段で出航時間が違うらしく、着発便のときだけ15時半になるらしい。
30分にどれだけ意味があるのかわからないが、荷物の積み下ろしもあるので、小笠原海運の事情かな?という気がする。

やがて時間になり太鼓が鳴らされる。
汽笛とともに船は出航。
社長は体調がよくないのでもう見送りには来ていないようだが、元図工の先生がお見送りに来てくれたのが嬉しかった。

そして船がたくさんついてきて、お見送り第二幕の始まり。
基本的に最近はダイブするのはダイビング船のみ。
ダイビング船は一隻ずつ近づいてきてだいぶ。
それ以外の船は、手を振ってお別れ。
ツアーに乗っていた船はお見送りはやっておらず、最後は去年まで2番手だった父島観光のドリーム号。
Mis.PAPAYAばりにかなり沖まで出てきてくれました♪

今回は、なんだか今までとは少し違う感じ。
いつもお見送りを見ると感無量になるのだが、今回はやりつくした感じ。
今まで見ていなかったもの、母島、乳房山、固有種の鳥たち、新月の夜に満点の星空と天の川、父島の島回り、お墓参り、のんびりした時間・・・
どれも今まで海のツアーだけでは見ることのなかった、経験することのなかった特別なもの。
なんだか達成感であふれている感じだった。

聟島列島もきれいに見えて、小笠原海域を出る。
夕日は雲が多くてあまり焼けず。

夜はいつものように8時くらいから赤ワインのボトルを一本買って、真っ暗な海を見ながら独り静かな時間を過ごす。

 7月13日(金) 旅の最終日 

今回は前線の位置が微妙だったので、初めから朝日を見る予定はなく、7時のアナウンスまでぐっすり寝る。
朝食はラウンジで、厚切りトーストと、コーンスープ、ヨーグルト。

晴れていて気持ちいので外で音楽を聴きながらまったり。
島で会った人を見つけて、しばし雑談を楽しむのはいつものこと。
10時くらいになって小腹もすいてきたので、すかさずアップルパイ。
まだまだのんびりだ。

なぜか今便はレストランが空いていて、展望喫茶は満席。
なので、昼飯はレストランで食べて、まったり。

大島が見えるあたりから船が多くなりだして、三浦半島に近づくと海の色が一変。
その中を、おがさわら丸からでも見えるサイズの生き物が泳いでいる。
たぶんクジラだろうと思うが背びれだけではなんだかわからない。

城ヶ島の横あたりで、豪華客船が出てくるのを発見。
飛鳥IIだ。この後入れ替わりで小笠原に向かうらしい。
向こうから見えてはいないけど、無意味に手を振ってしまう。

やがて東京湾に入るが天気も悪いし、海も汚い。
現実に戻ってきてしまった。

竹芝に着くと雨。
夕立が来そうな状況。
そそくさと急いで駅に向かい、今回の旅は終了。

終始異常気象に翻弄されながらも、初めてのことがたくさんあった。
やはり行けばいいことがある。
改めて実感するとともに、小笠原に感謝。




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